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探偵ガリレオ (文春文庫)

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探偵ガリレオ (文春文庫)の商品レビュー

2.0 科学小説??
著者の作品で白夜行などの人間ドラマが好きな人には、はっきり言って不向きな作品。
ただ単に事件があって、それを化学で解明するというだけで事件の背景や犯行の動機などにはまったく触れていない。私のような科学に無頓着のひとには「ふーん」で終わってしまう作品だった。科学好きな人にはいいのかもね。
5.0 科学と推理小説の出会い
街中で突然起こる人体発火、
池で発見される人間のデスマスク、
心臓が腐った変死体、
海上で噴き上がる火柱、
幽体離脱による透視、

全5編を収録した短編集で、
ドラマや映画にもなり有名になったガリレオシリーズの第一弾。
 
物理学の現象や応用トリックを軸にして展開されるミステリーは
展開も論理的で極めて面白く、
科学と推理小説を融合させることによって
ハウダニット的な面白さが非常に際立っている作品。

核となっている現象やトリック自体は
それほど聞きなれないものではないので、
身近で理解しやすくなっている反面、
意外性にはやや欠ける。

それでも、科学と論理を軸にしてここまで楽しめるミステリーは珍しいと思う。
とても面白い推理小説です。
2.0 さっと読むには良い本
【GOOD POINT】
@短編で読みやすい。
1ストーリーがちょうど良い長さだったので、
集中できるまとまった時間がなくとも、さらっと楽しめる内容でした。

【BAD POINT】
@犯人が誰なのか・・・と考えるどきどき感に欠ける。
最初から犯人らしき人を話の中で作り上げ、
実は違いましたーこの人です!!という話の構成。
しかし、あまりにもわざとらしく表現してあるため、
「実は・・」が実はではなくなり、最初から犯人が提示されてしまっているような印象でした。
犯人がわかっている上で、
その人がどういう犯行をしたのか、確認していくような感じ。
それも1つの書き方としてありなのかもしれないが、
私自身はあまり楽しめませんでした。

Aトリックが想像しにくい。
このシリーズのコンセプトでもあるので、
この部分をBAD POINTとしてあげるのは、検討違いのような肝しますが・・・
トリックの部分が全部、科学的な反応から起こるもので構成されているので、
読んでいても、
「こんな反応あるのねー」で終わってしまいました。
理系知識の乏しい私には、
話の伏線からトリックを想像できなかったので・・・。

B登場人物の持つ心理状況が少し短絡的に感じました。
なぜ犯行をおこそうと思ったのか、
犯人と被害者間での関係性が、ありきたりなものに感じ、
あまり物語としての深さは感じませんでした。
4.0 ドラマを見た方でも・・・
 「原作を超えるドラマはなかなかできるものではない」というのが自論だ。しかし、ドラマを気に入りすぎてしまった場合原作を読むとがっかりしてしまうということもある。本書を買う前に迷った理由はまさにそれである。しかし、そんなことはいらぬ心配だった。

 ドラマとはガリレオこと湯川学の相棒が違うだけだと思っていた。しかし、そうではなくて事件の背景や動機などかなりの部分がドラマと違っていた。しかも、ドラマと比べても遜色ないくらいに面白くて、「さすが、東野圭吾」と思ってしまった。それと同時にドラマ版及び映画の脚本家・福田靖さんにも感心してしまった。この作品をあそこまでのものにしたことはすごいと思う。

 ドラマ版をみて読まない人は多いと思うので、そのような人はぜひ読んでほしい。ドラマと同じくらい素晴らしいし、また違うガリレオを見ることもできます。

 余談だが、湯川学のモデルが佐野史朗というのには驚いた。福山雅治と佐野史朗を想像して比べると、失礼ながら思わず笑ってしまう。
3.0 私なら、
刑事である草薙の同級生で、帝都大学物理学助教授湯川の活躍を描く短編集です。人間が発火する怪奇を科学的に捉える「燃える」、デスマスクをめぐる顛末「転写る」、心臓だけが壊死する現象を追った「壊死る」、シーズン終わりの海岸で起こった爆発の背後「爆ぜる」、幽体離脱現象を扱った「離脱る」の全5編です。なかでも私が気に入った事件はなんといっても登場シーンになる最初の「燃える」です。人体が発火する様が、またその仕掛けと、仕掛ける側の心理がなかなか良い描写でよかったです。さらっと読めるうえに短編集ですから、かなり読みきりやすいですし、もうすでにテレビドラマにしているかも知れませんが、映像化されることを望んでいるかのような展開と描写でした。しかも巻末の解説によると、作者が実在の人物を頭に描いて書かれたようで、物理学者の湯川先生に佐野史郎さんをイメージした探偵役としての物語にしたかったようです。


テレビドラマ的といえば、とてもテレビドラマ的なつくりになっていて、被害者の心情を伺ってみたり、物語の進み手である刑事草薙目線にしてみたり、とても上手くドラマタッチに仕上がっています。その分、多少はしょる感じは否めませんが、主人公である湯川はとぼけた感じもだせている上に、かっこいいのでまさにテレビドラマ向きと言えます。キャスティングを考えるだけで楽しめそうです。白衣を着ると誰でもかっこよくなってしまいますが、私なら佐野さんも良いですが、年齢や助教授という肩書きを考えて今ならミッチーさんにやってもらいたいです。2枚目も3枚目も出来る役者さんですし、割合ベタな演技が求められますし、向いているのではないでしょうか?


ただ、ちょっと気になったのはなんで急にガリレオというニックネームになったのか?です。後半急に命名されていて謎です。


さらっとした気分転換にはもってこいの本、ミステリの謎に比重を置かれる方に(つまり謎解きのスッキリさよりも、謎の謎さ加減により興味のある方に)オススメ致します。

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