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夜の記憶 (文春文庫)の商品レビュー 深淵を覗き込む時はその深淵もこちらを見返している
恐怖の深淵には底がない。 人の心に巣食う闇
「このミステリーがすごい!」’00年海外編第7位にランクインされた、トマス・H・クック『記憶』シリーズ第4弾。 色んな意味で手放したくなくなった。
ネットの掲示板で知ったのだが、今まで外国のミステリーはほとんど読んだことのない自分は 怖ろしい物語
この作品は、クックの他の作品に共通する中弛みのかったるさが余り無く、中盤も少女殺しの犯人を追っている過程が描かれているので、最後まで面白く読めました。ただ、複数のストーリーが同時に進行し、しかも現在の出来事、過去の出来事、主人公の回想的な出来事、と言った具合に進行するので、注意深く読んでいかないと、途中で訳が分からなくなり易いです。しかし文章は美しく詩的で極めて印象深いセリフが所々に散りばめられていて(例えばエレナが主人公の内面を直感で感じ取って言う「それは、あなたなのね」など)、クックの本領が発揮された長編ミステリー小説です。またこれは一種の恐怖小説でもあります。色んな方が指摘されていますが、本当に恐い・・・。 錯綜する3つのストーリー
この作品は50年前の殺人事件の謎解き、謎解きをする作家の過去の記憶、そしてその作家の作品の3つの話が複雑に絡み合っていく。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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