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心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)の商品レビュー カラマーゾフの兄弟
ノンフィクションを読んだのは久しぶりだった。 暗く深い井戸の底
少し前に売れた本に「Itと呼ばれた子」という本がある。 キリスト教国の闇
アメリカ社会の闇がリアルに描かれています。しかも、それは特別な人々の問題ではなく、ごく平均的な一市民の家庭に潜む闇といえるかもしれないのです。凶悪な犯罪がどのような不幸の連鎖の果てにひき起こされるのか?そしてそれは、避けることができたのか?凶悪事件の度に問われ、結論の出ることのない問い。 みんなはこの本を読んで、いったいどんな感想を持つのだろう?
本書を読んで強く感じたのは、人間の暗部の底知れぬ怖さである。本書が、あまりにも暗い地獄の底から叫び続けているのは、家族にとりついた悪霊の執拗な追跡なのだ。 村上春樹さんの訳が・・
英語版も読みましたが、日本版は村上春樹さんの訳がとても美しいと感じた。特に物語後半にでてくるファッツドミノの歌詞の訳などは、一度読むと忘れられないような美しい訳だった。物語の内容は、現在他にも似たような壮絶な体験を綴ったノンフィクションがたくさんでているので、さほどショッキングな内容ではなかったが、幽霊話や不吉な話と結び付けているところが、ほかのノンフィクションにはない恐ろしさを感じた。ひとつの家族が一人の人間によって翻弄され、崩壊していくどうしようもない感じがすると同時に、他にもっと良い方法があったはずなのに、どうしてこの家族は破滅への道を選んでしまったのか憤りを感じる話でもあった。物語に引き込まれてしまうので長さはさほど気にならなかった。 本の最新売り上げランキング - トップ10 | |||||||