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ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 (文春文庫)

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ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 (文春文庫)の商品レビュー

5.0 読みたい本がないとき、頼りになるのは週刊文春の連載
 単に連載を並べただけでなく、最初と最後に書き下ろしを入れるサンドウィッチ構造になっているのは良心的。それが序の"大量読書術・速読術"と最後の"捨てない技術"。

 "大量読書術・速読術"に関しては『本を読む本』(アドラー/ドーレン、講談社学術文庫)でも推奨されている目次や表題、序文を確かめた後にパラグラフごとにざっと読むことで全体像を掴むというスキルと重なりますが、速読でページを目で追っているだけでも無意識には様々な情報が入ってきて脳を刺激しているという主張やヴィジュアルの解説が今は大切なんだというあたりは比較的新しいところでしょうか。最後は『捨てない技術』という本を徹底的に批判したもの。社会人としてまともに仕事をしてきたならば資料などは簡単に捨てられるハズがなく、どうしようもなくなって泣く泣く捨てるものだ、という話。ぼくも毎年、本棚が多くなって困っているのですが、分かります。

 将来の電力需要をまかなうためにはヘリウム3による核融合しかないが、それだけのヘリウムは木星にしかない。木星からヘリウムタンカーを輸送できれば今後、数千年間はエネルギーの心配はなくなるが、地球の300倍以上の引力から脱出できるエンジンは開発できそうになく、そうなると天王星、海王星あたりから持ってこなければならないが、時間がかかる…みたいなことをマジメに論議しているという『未来宇宙技術講義』シュミット&ズブリン編は、紹介されていた本の中で一番読みたかったけど、版元の三田出版会が潰れたためにどこにも置いていない。京セラあたりが出してくれないでしょうか。
2.0 言葉との付き合い方
序章に著者の読書に関する姿勢、読書方法が書かれている。
著者はテレビ番組をザッピングする用に書籍を濫読している。
「読む」こと自体が目的化しており、
専門書を理解することも、小説を味わうこともしていない。
書評部分を読むと、そのことがよくわかる。

著者の書く文章もまた、濫読で汚れた頭の中身を吐き出すように綴られている。
「書く」こと自体が目的化しており、
理解させることも、味わわせることも意識されていない。
1 一文が長い
2 括弧書きが多い
3 一般的でないカタカナ語を多用する
典型的な悪文の条件を全て満たしている。

言葉との付き合い方は人それぞれだし、
多忙な現代人の感覚にはマッチするのかもしれないが、
私にはどうも受け入れられない。
3.0 著者の速読術に興味があったので読んでみました
古本で1円(送料別)だったので、著者が採用している速読術を知りたくて、注文してみました。

他の方も書いておられるように、まずは見出しや図表、パラグラフの第1文のみを読み、他は目を通すだけ、
2回目以降は、さらに読む必要のある本ならば、パラグラフの最初の数行を追加して読むという、わりと
オーソドックスな方法でした。

書評自体については、自分が興味があるところしか読んでいないので、特に書きません。
5.0 物書きだけあって、多彩な読書と、膨大な量
物書きだから、多彩な読書と、膨大な量なのだろうか。
いいかげんそうに見える論述も、それなりに背景となる知識があることが分かった。
「絶対音感」「字通」など。
また、捨てる技術の重要さも伺い知ることができた。
現場、現地、現物という言葉もあるように、本を読んだだけでは、現実の問題を解決できないと思う。
自分の足で、どれだけ現場に行くかが鍵だということを再認識した。
3.0 仕事に対する姿勢に感心した
著者が週刊文春に連載していた書評をまとめ,再編した本である.

まえがきでは,著者の仕事に対する姿勢,本の買い方,本の読み方について記述されている.本を書くとき,またはインタビュー(対談)を行うときには,大量の書籍,論文,資料を集め,速読術により,読破し理解する.幅広い分野の興味があるので,蔵書数も半端ではない.蔵書を補完するために,アパートやマンションを借り,オフィス兼用ビル(ネコビル)を建てているぐらいである.

一つの分野に固執するのではなく,様々なジャンルに興味を持つ姿勢は尊敬に値する.終章では辰巳渚の「捨てる!技術」をボロクソに酷評している.

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