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暗色コメディ (文春文庫)の商品レビュー アクロバティックな仕掛け
作者のデビュー作「変調二人羽織」は本格物の短編集。その後、叙情派作家としての地位を確立していったが、一方で人間の心の襞を突いた心理トリック物の短編も書いていた。本作はそんな経験を活かし、男女の機微の描写を表面に出しながら、大きな仕掛けに挑んだもの。 長編デビュー作
連城三紀彦の初の長編作品です。ネタばれをせずに紹介することのとても難しい作品なのですが、冒頭で提示されるいくつかの謎がとびきり魅力的です。夫の浮気現場に遭遇した妻が、浮気の相手が自分自身であることを知るという謎。ある男が自殺しようとトラックに飛び込んだところ、そのトラックが消失してしまったという謎。葬儀屋の男性が妻から「あなたは死んだ」と告げられるという謎。途中まで読み進めると、そういう設定にしちゃったらどんな謎でも出せちゃうじゃないかとちょっとがっかりするのですが、最後でそれらの謎がきちんとした“推理小説的な謎”であることが判明することには大いに驚きました。 連城三紀彦、初期の傑作長編
直木賞受賞作「恋文」で筆者を知り、それをこの作品に期待する人は合わないかもしれません。もともとミステリ作家だった(今でもミステリ作品を書いていますが)筆者のデビュー当時の作品を再版したものです。狂気がこの作品のテーマとなっているのですがその描写にハラハラしながらも引き込まれてゆきます。途中まで読むと「ホラー?」と思われますが驚きの合理的解決の後に、至って現実的な世界が現れる…人間の欲望や闇は果てることはないのでしょうか? なにがなんだか・・・・
「恋文」「私の叔父さん」が良かったので、他の連城作品を 本の最新売り上げランキング - トップ10
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