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家族 (文春文庫)の商品レビュー 家族の複雑な心情描写が見事
短編集の1つ目の「家族」は完全な小説と思って読んでいたが、後で作者自身の体験に基づく自叙伝と分かり非常に驚いた。医師である作者の父を介護する家族の心情が描かれているのだが、作者自身の他に作者の姉、義母、父のそれぞれが語り手となっている。家族の中で起こる様々な出来事に対して、介護する側とされる側、親と子、夫と妻、それぞれの立場で言い分が全く異なっており、複雑に絡み合った家族の心が良く描かれている。 心洗われる私小説
久しぶりにこの方の本を読みました。秀逸な自然描写は相変わらずで、寒いところが苦手な方も信州に住みたくなりますよ。私小説ともエッセイともつかない一編一編に、深みのあるテーマが籠められています。現在活躍しておられる方の中では、車谷長吉さんと並ぶ最高の私小説作家と思います。加えて、この方の医業についての記述は、虚飾がなくとっても自然です。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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