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ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)の商品レビュー ダライラマを心から応援する
最近ダライラマが新聞に取り上げられていて気になってこの本を読んでみた。 FREE TIBET!
久しぶりに感動した本です。 苦難の中で培われた温かさ
本書は、1935年チベット北東部に生まれ、5歳で第14世ダライ・ラマとして即位した人物が、ダライ・ラマとチベットの「真実」を公表するために、1990年に刊行した自伝の邦訳である。チベットは歴史上独立国家であり続けたが、1950年以降建国直後の中華人民共和国の人民解放軍によって事実上軍事占領され、中国の一部に編入された。中国政府はそれ以後チベット人とその文化を抑圧し続け、1959年の武装蜂起を機に、著者はインドへの亡命を余儀なくされる。中華人民共和国加盟前の国連総会でも数度にわたってチベット問題に関する決議案が採択されたが、中国は政策を変えず、開発、民族運動の弾圧、中国人の移住を奨励し、大量のチベット難民を生み出している。著者はこの中国政府の非道を国際社会に訴え、難民の生活維持に配慮し、非暴力を掲げつつもチベット人が暴力に走らざるを得無い事情にも理解を示しつつ、和平五項目(平和地帯化、移住政策の廃止、基本的人権と民主的自由、自然環境保護と核の排除、話し合い)を提案し、1989年にノーベル平和賞を受賞した。本書は、当事者の回想であるために、体験が具体的に語られているという長所を持つが、他方でそれゆえの偏りもあるだろう(著者がどれだけチベット全体を代表しているか等)。また著者は諸宗教の共存、科学と宗教の調和、民主主義への共感を表明する開放的な人物であり、敵味方を問わず個人の人格を尊重する立場である(共産主義思想や中国人一般に対する見方も、必ずしも厳しくない)が、本書では仏教僧にしてチベット代表としての立場が全面に出ており、社会科学的分析は欠如している。とはいえ、本書からは著者が苦難の中で培った温かい人柄を読み取ることができ、またチベットの社会やダライ・ラマの等身大の姿が分かる。 チベット、中国、そして仏教思想までわかる名著
決して格調高い名文ではない。それは、訳がちょっと良くないということもあると思いますが…。 中国人に読ませたい
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