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僕はこの本に、大学2年生の時に出会いました。 その時、バイトが上手くいかず、悩んでいました。 「こんなバイトすら満足に出来ずに、就職できるのだろうか?もし、就職しても、その後、大丈夫なのだろうか?」 まだ、このことに答えを見出せてはいませんが、僕のような悩みを持った方に対して、この本はそのヒントをくれるでしょう。この本は、現代を生きる8人の若者(僕より先輩ですが…)を取材し、その彼らの歩んだ人生が描かれています。 その話の中から2人、僕にとって印象的であったものを紹介します。 1.引きこもりからの脱出 引きこもりから脱出しようともがき、一人暮らし、バイトをし、高校に通ったり、アメリカへ空手の修業をしに行ったりする中で、挫折を繰り返しながらも(1つの行動をした後、波を打つように引きこもることをぶり返します)、社会の中で生きていくようになる青年の話。 引きこもった時の無力感と、窮に瀕し、行動に出る時の活力のギャップに驚かされます。僕も無気力に日々を送っていることがありますが、「人間、やろうと思えば、色々なことに挑戦できる」と感じさせてくれました。人生は、物語のように、全てがうまくいく訳ではないという現実の厳しさを知らされるが、その中で前進し、社会に出ることでしか得られないものもあると感じました。前進したかと思いきや、以前の生活に後戻りするなど人間の弱さにも共感できると思います。 2.働くことは続けること この青年は、中学・高校とバスケ部に所属し、シゴキを受けるが、父は「運動部なら当然だ」と言われた。彼の父は無言で毎日働き、無遅刻無欠勤を全うし、無口だが男らしい人であった。青年はその父へ尊敬とあこがれの念を持つ。 スポーツ関係の仕事に就きたいと思い、高卒後、あまり調べもせずに、スキー・スノボーの販売店に就職した。しかし、ウィンタースポーツは苦手で、商品説明などもうまくできず、販売成績が悪く、先輩からの罵倒され、やめようとするが、父に激怒され留まることにする。シーズン中、全ての休日を使い、スキーに通い、会社や尊敬する上司に報いようとする。しかし、販売成績は低迷したままであったが、7年間勤めあげる。その後、バイトをしながら、福祉の仕事を目指し、ホームヘルパーの職につき、施設に欠かせない存在となる。 どんなに辛く苦しくても、その中で、苦労し努力することの大切さ、そして、人間はどこまで努力できるのかということを教えてくれました。そして、その中から道が開けてくることも信じさせてくれるでしょう。