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ガテン業界に身を投じた大学生・イズミの,1年半にわたる奮闘記。 全編大阪弁の会話は本音丸出しの品の無さだし,次々に起こるエピソードはドタバタの連続。このへんは残念ながら読む人を選ぶかも。しかし「マルショウ解体」のメンバーのキャラ立ちがすばらしく,この世界を面白いと思えさえすれば,あとは一気読み可能。 文字通り働いて,喰って,寝るというシンプルな生活の面白さを感じるイズミでしたが,それでもこの世界を離れざるを得ない日がやってきます。彼がそれを受け入れる過程はやや予定調和的で,そこに批判が集中してるけど,ワタシは特に違和感は感じませんでした。 終盤で社長がイズミに言うセリフが効いてますから。 みんなイッパイいっぱいなんだ,それぞれの収まるべき場所で。
関西の三流私立大学生イズミは、とあるキッカケでコンクリート型枠バラシ業者のマルショウ解体で働き出す。 マルショウ解体のメンバーは強烈な人物揃いで、話題・事件に事欠かない。カン、クドウ、ハカセ、ムラコシ、ミヤタ、そして食堂のがみの看板娘メロンちゃん。休日は軟式野球チーム:マルショウスパイダースとして草野球を楽しむ。 現場の後は、ガード下の飲み屋で馬鹿っ話に花が咲く。 「はなずらにキッツいの一発かまして、いつかコンコーン!いったらなあかんなぁ」 「いっぺんキューっとゆわしたらなあかなぁ」 ■ 現代版の宮本輝プロレタリアート風といった作風か。大阪テイスト満載(と私は思います。)。 かなりBoys Talkな表現も多いので、読む人を選ぶかもしれません。 とにかく、イッパイいっぱいですわ アフリカ行きの飛行機の中でさくっと読み終わりました!