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独特の雰囲気を持った死神観。 死神の組織も会社組織のようにセクショナリズムで、調査部やら情報部やら複数の部署があるらしい。 主人公の千葉も死神のひとりで、人間を観察し死ぬべき人間かどうかを調査する調査部の調査員。 なぜか死神は人間が作る音楽が好きで調査の合間にミュージックショップに入り浸っているというのが面白い。 人間のやることや、人間の死自体に興味は無いが、調査だけはきっちりやる主義の千葉が、物静かに淡々と調査をこなす姿がクールで格好いい。 映画版の金城武のイメージがまさにどんぴしゃ。 人間社会のすべてを知っているわけではないので、たまにとんちんかんなことを喋って間抜けで愛嬌のある笑いを誘うのもいい。 特に千葉が調査をするときは常に雨が降っているというのも、何か人の死というものを雨宿りしながらじーっと待つような雰囲気で、ひとつの象徴のような感じになっている。 物語は、短編6話だが、話のいくつかが巧みに連携されていて面白かった。
評価が高かったので読んでみたがなんか普通過ぎて拍子抜けしました。なんてことない話を死神という設定の面白さで読ませてるだけ。キャラに深みはなく、話に面白みはなく、驚きの落ちがあるわけでもない。ドラマにしたら面白そうだが小説でコレはないわ。
この本は私の中で好きな伊坂さん作品ベスト3に入ります。 少し変わった死神“千葉”が、調査対象の人間を1週間調査し、“可”と判断すればその人間は8日後に死亡。調査対象の人間の死を見届ければ任務終了となる。 ただし、たまーに“見送り”もありうる。 いろんな事情を抱えた人間たちとの出会いがあって、切なさやすがすがしさの残る短編集かと思いきや・・・ 1冊の本の中に短編集と言う形で色んな種類の話が盛り込まれていて読んでて楽しいです。 ミステリー・純愛・サスペンス・バイオレンス・家族愛etc・・ 死神“千葉”を金城武が演じて映画化もされています☆
死に神がカッコよすぎる! 伊坂先生の作品のキャラは格好良く、独特の空気感を持っていますが、この作品の千葉がいい味を出しています。 短編集なのでこの作品から入って、ほかの作品を読むか決めるのも良いでしょう。
伊坂ワールド万歳! 重力ピエロ、オーデュポン、アヒルと鴨、ラッシュライフの系列を正しく踏襲した素晴らしい逸品! テレビだか映画だかになっていたよね?見てみようかな。 一話ごとに短く、簡潔。 一話ごとの精度が高く、テイストはそれぞれ違い、しかし最後にまとまる美しさ。 この才能はなに?