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最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か

最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か

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最強組織の法則―新時代のチームワークとは何かの商品レビュー

5.0 真に責任感をもって行動するとき、学習する速さは最大になる
 ラーニング・オーガニゼーションが生産的であることは容易に理解できます。しかしこれを実行するに当たっては、既存の組織には阻害要因が多くありすぎます。今日の問題解決型のマネジメントはその解決策が従来の課題以上の問題を生みます。たいてい目に見えて効果的な解決策は事態がいったん好転してから悪化するといいます。不自然な改善が幅を利かすのは経営者が目先の効果に目を奪われているため、マネージャー、コンサルタントはそれに答えてしまうことが大きいのではと思います。

 この悪循環を抜け出すためには、ラーニング・オーガニゼーションの五つの鍵の一つ目にあげられているシステム思考の法則を理解することが重要になってくるでしょう。この法則は11あるのですが前半は私たちが陥り易い問題解決思考の落とし穴を示しています。しかし、原因と結果は時間的・空間的に接近しているとは限らないので、目に見える目覚しい改善は歪を生んでしまいます。ではどうするかが後半の法則で提示されています。見出しだけを見ると表現が抽象的でわかり辛い印象を受けますが、内容を読んでいただくと、その真意がご理解いただけると思います。

 第一刷が1995年といいながら内容的には全く古さを感じません。一方それは未だ世の中に行き渡っていないことを意味していますが、閉塞感漂う今にこそ必要な考え方なのではないかと私は思いました。
4.0 縁起を生じさせる企て
組織と組織の中の人々が陥りやすい罠と、それを克服するための道筋である「学習する組織」という概念を提唱した古典。縁って立つのは、システム論的な思考法。特に組織の壁にぶつかっている身としては、自らの想像力の至らなさを思い知らされる箇所が多かった。

目の前で起こっている出来事の原因や、いまやっていることの目的の理由を考え抜くのは案外難しい。大抵はどこか適当なところで切り上げて、くだらない日常に翻弄されても「そんなもんだ」と受け流す。出来事の原因は誰か哀れなスケープゴートか、抗いようのない外部要因のせいにされ、仕事の目的はどこまでも矮小化される。

「学習する組織」では、出来事の原因を単一の何かではなくシステムの構造そのもの全体に求める。組織のリーダーは英雄である必要はないが、ある程度どんな人がそこに来ても上手くコトが運ぶような仕組みを構築できる設計者でなければならない。そこでは「個人の求めるもの」と「組織の目的」に矛盾は無く、人々は自発的に喜んでそこに参加し、自ら進んで学び続ける。そして互いの思い込みや意見の相違は絶え間ない対話によって解消され、新たな創造へと昇華されていく。

中でもシステム思考は、ビジネスの生態とそれが抱える問題の構造を明らかにする強力なツールだ。「なにをどうすればどうなる」というシステムの全体像は、遅れや不確実性の問題から直感的には捉えにくいが、基本的に物理法則に従うものであり、経済学や統計学や歴史学も援用することである程度は描き示すことができる。一方通行の因果ではなく、渾然とした縁起を描き出すのは日本人の得意とするところだ。

しかし、説得と対話のプロセスや、あるべきシステムの設計は、おいそれと効果的なハウツーを示せるものではない。多分にアートの側面が強いものなので、試行錯誤を繰り返すしかない。そもそも、そのプロセス自体が一つのシステムでもある。システムの内側では誰が悪いわけでもないし、誰が褒めそやされるわけでもない。しかし、自分がシステムを変えるきっかけになることはできる。その自分を突き動かすものもまた、無数の縁起の所産なのだ。

余談だが、個人そのものではなく個人が身を置くシステムの影響の重要性と、そのシステムの設計の必要性を説く発想そのものは、行動主義心理学者によって50年以上前に提唱されている。そしてビジネスの現場から沸き起こったこの本も、既に出版から20年近くが経っている。結局、行動主義は人間の自由と尊厳を損なうものとして長い間唾棄されてきた。「学習する組織」のほうは、謗りこそ受けないにしても名前だけが一人歩きしている印象があり、内容は未だに新鮮なままだ。方法論の不備のせいなのか、単にまだ時機を得ないだけなのか、はたまた理論そのものが綻んでいるのか。それは誰にも分からない。
5.0 ピーター・センゲ氏の本
この手の本にしてはかなりのレビュー数ですね、まずそこに驚きました。
大前研一氏の推薦文がきっかけで手に取りました。
いわゆる学者本に近くこういう書体に慣れていないと読むのに結構戸惑ってしまうかもしれません(自分がそうでした、)
しかし内容はすばらしい、組織体系の中でも秀作をいってよいのではないでしょうか、
普段頭やなんとなく感じている問題を文章でまとめてくれているので、
いままでのもやもや感をスッキリさせてくれます。
マネージャーならば一読の価値はあるかとおもいます、
あと読んであーよかったで終わりにさせたくないとおもいました。
5.0 ラーニングオーガニゼーション
最強組織の法則というすごいタイトルではあるが、
組織内でのディシプリンにフォーカスを絞り、
ラーニングオーガニゼーションを実践する手法が記載されています。
中で、システム思考の話があり、
センゲ先生らしい一冊です。

ラーニングオーガニゼーションの思考を
組織内に取り入れるか否かは別として、
通っておかねばならない本の一冊です。
5.0 理想的な組織作り
本書のタイトルである最強の組織とは、ラーニング・オーガニゼーション、すなわち人々がたゆみなく能力を伸ばし、心から望む結果を実現しうる組織、革新的で発展的な思考パターンが育まれる組織、共通の目標に向かって自由にはばたく組織、共同して学ぶ方法をたえず学び続ける組織のことです。
そのような組織となるにはシステム思考、自己マスタリー、メンタル・モデルの克服、共有ビジョンの構築、チーム学習の5つのディシプリン(学習し習得するべき理論および技術の総称)を実践し続ける必要があります。
本書はその5つのディシプリンの実践方法を説明しており、これらを実践できれば確かに素晴らしい組織になるとうなずけます。
様々な組織における例も豊富でわかりやすく、厚さの割に読みやすいのではないでしょうか。

10年以上前の書物ですが、現代に通じる考え方であり、また実践できている組織は少ないと思われます。
上述した5つのディシプリンはリーダーシップのディシプリンでもあり、リーダーとなる人々は必見です。
また、社員の方々もこの本の内容を理解することで、よりよい組織作りに貢献できると思います。

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