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人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)の商品レビュー 人生の与えられた時間を考える
人間の没年と死を網羅的に書き連ねた、この文庫本を,本屋の棚で垣間見た時、少し悪趣味か?と思った。が、真に生きるという事を良く噛み締めて見ると、悪趣味どころか、今、この人生を生きている全ての人間に、重要で且つ必要なものである事が納得される。短い人生も、長い人生もある、然しこの図鑑を読んでいると、人生の価値は長さだけで計れるものではない。図鑑は、詰る所、享年で分類された歴史に名を残す人物の生涯を、その死の側から生きた人生を照らし出している。醜悪な死もあるが、死がすべて醜悪だとは思えない。いのちは、生まれ,そして死に行く、それは世の摂理に合うものだ。様々であろうが、人はいつの頃より、己の死を意識しそれを自然な事実として受け入れる心構えが出来るのであろうか?。息をして毎日を暮らしていても、生きているとは言えない時間を暮らして居る者も有る。また、この本は、その死に際を描いて、その生き方に、読者は新たなる感慨を得る。そして、その人物を改めて評価する縁となりえるものであった。この臨終図鑑は、結局のところ死を語って、本質的には生を語るものだと思う。私たちが何故に、何のために、この世界に在るかと云う事の、不思議をつくづく感じる本でもある。そして、人生を良く生きるには、暗に、「如何なる覚悟が不可欠か」を黙示的に説いている様に見える。 所詮、死に方は選べない。
NHKの番組で紹介されたいたので、図書館から借りて読んでみた。人の死に様は総じて醜い。特に、医学で延命されるので、不自然な死に方をする。例え、どんな有名人でも偉人でもほとんどが病魔に冒され、病室で死んでいく。体と心が購う以上に、醜く死んでいくのは、もともと生きたいという欲が強いためなのか? 全3巻必要だ!
自分と同年齢の人間の死への覚悟を知りたくて、1巻を買いました。自分が死ぬであろう年齢の人間の死に様を知りたくて、2巻を買いました。3巻には索引が付いているので必要です。全巻揃える事が大切です。 死に様は生き様だとはよく言ったものです。生々しく人間の生というものを描写した傑作です。 溝口健二はあって、黒澤明はありません。また志村喬はあって、三船敏郎はありません。「それからの人間臨終図巻」があっても、面白いと思いました。 すごい本
歴史上の人物や有名人の最後の姿を集めた書物は数多くあるが、そもそもこれだけの数を集めたものは古今東西を問わず本書のみではないか。しかもその一つ一つが含蓄に富み、各人物の個性をも半ば描き尽くしている。生物学的な死の本体は一つであるが、その実相(現象面)は正に百人百様であることが実感として分かる。本当にすごい本である。 歴史をかいま見る
この本は、死と生を考えさせてくれる貴重な本だと思う。けったい本かと思ったがさにあらず。本来の意図は、先人の死を知ることで、よりよい生を生きられるようにということだろうと思うが、色んな活用法ができる。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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