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かつて「黄色と黒は勇気の印〜」なんてCMソングがありましたが、 勝手ながら、絵本の世界においては 「ピンクの空はナンセンスな展開の印」と決めさせていただく。 お前は絵本のルールブックか!と突っ込まれそうだが、ちゃんと理由はある。 ピンクの空で思い浮かぶのは、長新太の一連の作品群だ。 現実にはありえない色彩だが、これは「これからナンセンスな展開がはじまるゾ」 という暗黙の了解として受け止めており、少なくともボクの中では 一般化したいと思ってしまうほど、強烈な意味をもっているのである。 さて、本作だが、表紙をみてもわかるようにマトモな話しでないことは明らか。 しかも冒頭の舞台は、ピンクの空ときた! 作者は意識的に描いたのか無意識的に 描いたのかしらないが、この空は長さんの作品の空へつながっていると感じた。 確かに、たぬきのしっぽが、いきなりしゃべり出し、食事まで横取りしてしまう という始まり方は、なにか期待を膨らませるものがあった。 しかし、話しの展開は、完全にナンセンスな方向へ向かうわけでもなく、 しっぽの暴走的行動を含めた世界観が、完全にコントロールしきれてない。 無理矢理奇抜な展開にしようとして、最後はどうしていいか解らなくなり、 なんとなく心温まる方向へもっていったという印象です。 絵本的には、しっぽが紆余屈曲を経て、もとの鞘へおさまるというオーソドックスな 構成の中でも、色々と遊べたのになあと思いました。
しっぽがですね、そのう、しゃべるんですね、急に。 そりゃ、突然自分のしっぽに話しかけられたら驚くよね。 そいで、しっぽがどんどんさー。 もう、あまり内容には触れられないのですけど、奇想天外です。 だいたい、展開ってよめたりするんだけど、これはわからない。 えええー、ふんふん、あらーー、ちょっとしんみり、ほんわかって感じです。 絵が迫力ありますよ。力強いです。