逃げないで乗り越えよう
「急性骨髄性白血病です」、と医師から病名と治療の説明は受けたものの、それまで『白血病』と言えばテレビの向こうの世界だとばかり思っていたので、それが今自分に降りかかってきたとき、ドラマなどで見た髪がばさばさと抜け落ちる場面、抗がん剤で暴れ苦しむ場面など、とにかくイメージが先行してしまい、気分は自然に暗くなっていた。
そんな落ちこんでいたときに担当の看護師さんから渡されたのが本書。正直、白血病だと認めたくない思いや、これからどんなことをするのかを知りたいけど恐ろしいような気もする、そんな気持ちが入り混じった中でパラパラとページをめくった記憶がある。
内容は絵がふんだんに使われており、文章も私たちに語りかけるような感じで書かれているため、とてもわかりやすい。
白血病がどんなもので、どんな薬を使い、どんな検査をするのか。そして副作用はどんなものがあるのか。病気になったのが小さい子なら親が読んであげてもいいと思うし、大人なら巻末には白血病に関する様々な用語が解説されているのでそれと併せて読めば、より深められると思う。
治療をはじめるにあたって気持ちを変えてくれた大事な一冊。
子供が白血病になったときのバイブル
「あなたのお子さんは検査の結果、白血病でした」告知を受けたときは頭が真っ白になりました。「○○プロトコルに沿って治療を進めます。」と医師から詳細な説明を受けても、なかなか理解できません。インターネットで情報を集めたり、医学書を開いて見たり・・・・・・親として少しでも子供の病気を理解したいと悩んでいたときに、この本に出会いました。病気の説明、治療や検査の効果と副作用がわかりやすく説明してあります。イラストも豊富です。8歳くらいの患児にもわかるように書かれています。そして、なによりも、病気と一緒に1日1日を大切に暮らしていこうという姿勢が貫かれていて、親としての心の持ちかたを気づかせてくれました。数年間の治療が終わって、検査だけを続けている今でも時々読み返しています。