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両親の離婚で父の実家に引っ越してきた小学6年生の直之。学校ではクラスのボスに目をつけられ、いちいちつっかかられるし、家では、祖母に疎まれる。そんな直之が見つけた居場所は、オバケや正体不明のモノが集まってくる「不思議町」だった! >子どもの自立の物語だが、成長の階段を上った後でも、いつでもファンタジーの世界に戻っていけるという設定が、現代的。
同作者さんの「妖怪アパートシリーズ」を読んだ後でこの本を見つけたのですが、 本の表紙や挿絵、文字の大きさなどから、妖怪アパートよりも少し年下向け? 最後まで楽しめるだろうか??などとと思いました。 が、読んでみるとそんな先入観を持ったのが恥ずかしい気がします。 作者さんらしい文体と内容でやっぱり面白かった。 児童書、子供向け!という押し付けが感じられないのも好きです。 『子供向けだから』的な白々しいようなセリフも無いので 大人でも素直に読めると思います。
香月さんの作品は、何のてらいもなく大切なことを直球で伝えてきますね。 主人公の思いが、彼を取り巻く人々の言葉が、 非常に迫ってくる。 だからと言って、小難しくもないし、気負って読まなければならないこともない。 いい年をしているとちょっとばかし気恥ずかしくなることもあるけど、とっても面白い。 楽しんで、必要なことは心に届く、素敵な物語だと思います。 小学校中学年でも十分読めると思うので、子供から大人まで、 穿つことなく読んで欲しいです。 古本屋さんも登場しますし・・・ね。
YAーヤングアダルトと名の付いたレーベルだが、どちらかというともっと子ども向けのイメージの本。 妖怪アパートの幽雅な日常の子ども向け版というのが、一番しっくりくるだろうか。 妖怪アパートでこの香月氏作品にはまった自分としては、この非日常を通した日常に、人間の生きる道がある的な、このお説教的な話しが正直好きだ。 この香月ワールドに満ちている「人として当たり前のこと」をさらっと言える人々のセリフにほろっとさせられ、また目からうろこが落ちる気分にさせられる。 香月氏の作品の読了感は、少しほろっとしながらも、明日への勇気がわいてくる、自分でいいんだ、がんばるぞ〜!そんな感じ。 この本もまさにそうであり、できればぜひとも続編を。この主人公の成長を見てみたい、そんな気がする。 そして……ここの登場人物、いつものごとくリンクしてるもしかして?の疑問も満足させて欲しい。 柔らかな気持ちになれる作品だからこそ、子ども向けでも大人に読んで欲しい、そんな作品です。