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実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)

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実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)の商品レビュー

4.0 言うは易し、行うは難し
ビジネスにおける「言うは易し、行うは難し」の本

なぜ「難し」となっているのかを、多くの事例と有識者の言葉で解
明しようとしている

●斜にかまえた発言はスマートに見える
 どんな提案にも、反対する理由は何かしら見つかる。うまくいか
 ない言い訳ばかりが上手になる。いっそのこと、新しい知識やア
 イデアを試みるより、たとえ不完全でも現状のままでよいという
 考えに落ち着いてしまう。(P58)

●単純なトークほど、行動につながる
 単純なアイデアには、批判や論争の余地がない。初めからはっき
 りしているからである。単純・率直な言葉で仕事を進めれば、不
 当ないちゃもんもつけにくい。(P71)

●大事なのは哲学である
 成功した会社を話題にした本を読むことも、現地を訪問すること
 もできる。しかし、なぜそこから学べないのか?理由の一つはマ
 ネジャーたちが行動やテクニックばかり聞きたがり、行動の裏に
 ある哲学まで踏み込まないことだろう。(P259)


本質は確かに突いている
..だが、まだ分析・整理の余地がある

事例を整理し、行動を箇条書きにまとめれば、
もっと読みやすくなると思う
3.0 日本人にとってはありきたりのことが書いてある
レビュータイトルどおり。テーマ設定は面白いけど、この分野は欧米企業よりも日本企業(特に製造業)に一日の長がある(それは、著者も指摘している)。だから、あんまり目新しいことは書いていないし、参考として取り入れるべき箇所も少ない。強いて言うならば、なぜ行動に移せないのかという理由が丁寧に分析されており、アメリカの組織行動研究の層の厚さを感じる。でも、くどいようだけど、第8章の具体的解決策についてはあまり参考にならない。2,200円はチト高い。
5.0 組織論
タイトルにあるように、知識が行動に活かせない理由をいくつもの会社の事例をもとに示したものである。著者の問題意識として、「知識」から「実行」へ移るギャップに注目しているところがおもしろい。
著者は有名な組織論者であり、組織論からのこの種の分析は目新しいだけでなく、組織に従事するものなら、共感と新たな発見を目にするだろう。
アメリカの企業を中心に分析されたものであるが、心理ではなく組織論として書かれているため、日本企業にも同じように当てはまるのではないか。
3.0 「行動する組織をいかに作るか」に関する8つのガイドライン
優秀な人が多く,研修制度も整っているのに,なぜか実行が伴わない組織は多い.大企業にはありがちな話で,「その通り!」と肯いてしまう人も多いだろう.知識と実行のギャップを生み出す組織的な問題を,具体的な企業の調査結果に基づき分析した本書のアプローチはたいへん興味深い.

本書では,上記の組織的な問題を,(1)計画/プレゼンでやった気になる,(2)前例主義の壁,(3)恐怖心が行動を抑制,(4)評価の問題,(5)内部競争,の各視点で分析し,これらを解消して知識を実行に結びつける8つのガイドラインを示している.

各視点とも思い当たることも多く,頭の整理には役立つ.漠然と思っている組織的な問題を表出化し,組織で共有するだけで一歩は前進するだろう.

ただ,「行動する組織をいかに作るか」については語られているが,組織において実行に結びつく「知識」はどうあるべきかという「知識経営/ナレッジマネジメント」の視点では,踏み込みが足りないと感じた.
4.0 身体が動かない組織は、硬直していくということです
組織行動論の専門家であるスタンフォードの2教授の共著。組織の中に氾濫する情報や知識が、実際の戦略とその実践に何故結びついていないか、そのメカニズムを探っている。

人間でもそうだ。情報や知識を取り入れる手段は、いまや無限にある。検索エンジンのおかげで、欲しい(と検索エンジンが勝手に順位付けした)情報を並べてくれる。それをコピペすれば、まともな文章の出来上がり。

しかし、それでは解ったとはいえないし、ましては出来るという状態にならない。ネットからコピペした情報は、結局自分のものになっていないから、人に説明も出来ない。プレゼンで突っ込まれたら、しどろもどろ。

そんな風な評論家にならないよう、本書は警鐘を鳴らしてくれる。いろいろしがらみがあって知識を行動にうつすのが難しくても、何か発想したとき「行動にうつしたらどうなるか」を常に意識することくらいは、出来るのだ。そうやって、情報や知識を身体にしみこませていかなければ、組織の硬直化に加担しているといわれても仕方がない。

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