商品の情報
UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

UNIXという考え方―その設計思想と哲学の解説

   UNIX系のOSは世界で広く使われている。UNIX、Linux、FreeBSD、Solarisなど、商用、非商用を問わず最も普及したOSのひとつであろう。そしてこのOSは30年にわたって使用され続けているものでもある。なぜこれほど長い間使われてきたのか? その秘密はUNIXに込められた数々の哲学や思想が握っている。

   そもそもUNIXはMulticsという巨大なOSの開発から生まれたものだ。あまりに巨大なMulticsはその複雑さゆえに開発は遅々として進まず、その反省からケン・トンプソンが作ったのがUNIXの初めとされる。その後デニス・リッチーら多数の開発者が携わり、UNIXは発展した。本書はこのUNIXに込められた「思想と哲学」を抽出し、数々のエピソードとともにUNIXの特徴を浮き彫りにしていく。

   たとえば本書で述べられているUNIXの発想のひとつとして「過度の対話式インタフェースを避ける」というものがある。UNIXのシステムは初心者には「不親切」なつくり、つまり親切な対話式のインタフェースはほとんどなく、ユーザーがコマンドを実行しようとするときはオプションをつける形をとっている。この形式はオプションをいちいち覚えねばならず、初心者に決してやさしくない。しかしこれはプログラムを小さく単純なものにし、他のプログラムとの結合性を高くする。そして結果としてUNIXのスケーラビリティと移植性の高さを支えることになっているのだ。このような形式で本書では9つの定理と10の小定理を掲げ、UNIXが何を重視し、何を犠牲にしてきたのかを明快に解説している。

   最終章にはMS-DOSなどほかのOSの思想も紹介されている。UNIXの思想が他のOSとどう違うかをはっきり知ることになるだろう。UNIXの本質を理解するうえで、UNIX信者もUNIX初心者にとっても有用な1冊だ。(斎藤牧人)

UNIXという考え方―その設計思想と哲学の商品レビュー

5.0 重くなるLinuxへの警鐘として読みたい
小さい機能のコマンドを、パイプでつないで複雑な処理をする。
AWK,SEDのような小さな処理系で、複雑な処理をこなす。
UNIXの提案は、画期的でした。

1つの関数が1つのコマンドのような設計思想は、試験可能性と、プログラムの成熟という視点で有効だと感じている。

それに対して、重くなっていったUNIX,重くなりつつあるLinux。
KNOPPIX、組込みLinuxをはじめとする軽いLinuxの努力もある。

システム全体の堅牢性は、コマンドをパイプでつなぐより、全部をひとつにコンパイルするほうがよい場合もあるかもしれない。
自分ではUNIXのカーネルそのものの設計構造、コンパイルでくみ上げていくMAKE設計方法についての選択方法がこれでいいかどうかの指針までたどりつけていない。

シェルとカーネルという構造は成功し、Macintoshですら、UNIXの思想下にあるのは、隔世の感がある。
Windows2000も、かなりの部分はUNIXの思想を取り入れている気がする。

ps.
OSEKのように、UNIXとはまったく異なる単純化を目指したOSの位置づけが、設計思想と哲学という点で比較した書籍がでることを期待している。
5.0 Small is beautiful.
思想としてのUNIXを理解するのに、非常によい本。

1つ1つの定理が例とともに述べられ、UNIX思想を簡潔に説明しています。
どの定理も合理的で、美しいとさえ感じます。

UNIX環境以外でも、プログラミングに携わる人には是非読んでいただきたいです。
ソフトウェアのユーザインタフェースを考える上で、大きなヒントが見つかるでしょう。
5.0 UNIXの哲学
総頁(本文):148(145) 読了時間:10時間
想定読者(必要知識):情報系の学生以上(基本的なコンピュータの知識)

・UNIXの根本にある哲学を解説する。
・一方UNIXの具体的操作の解説は、例示を除いて一切無い。

・焦点を絞ったことで、非常にコンパクトにまとまっている点で良い。
・UNIXの哲学は、ソフトウェア業界にとどまらず、一般的にみて方法論として優れている。下手なビジネス書よりも面白い。
・フィルタとしての機能を高める、いわゆる”CUIの良さ”が直接的に書かれている。
・32頁からの人間による三つのシステムが面白かった。あらゆる事象にあてはまる法則で、思慮深い。
・第9章「UNIXとその他OSの比較」が面白かった。選択肢は絞るべきか、広げるべきか。

・フェアじゃないが、その他のOSとして取り上げられているものが『Atari』『MS-DOS』『OpenVMS』とクラシックなのが難点。
4.0 効率的創造のための指南書
UNIXユーザーへ向けた本書ですが私は、知的生産のための指南書としても読み換えられる濃い内容と思います。
プログラムという単語を、ヒトや組織に置き換えて考えるだけで、この本は優秀なビジネス書となりえます。
第三章の人間による3つのシステムのくだりは、まさに創造的組織の成長過程を描いており組織改変の糸口を指し示しています。
UNIXについての知識がなくとも、仕事でPCを使用する方なら読んでわからない内容でもないです。
効率的な仕事をするという意味ではプログラムも組織も同じ、そして会社のベースになる理念といったものがOSに相当すると思え、理念無き組織もまたありえないことを教えてくれます。
コンピュータ技術書のレビューになっていないかもしれませんが、購入を大変お勧めしたい本です
4.0 実用書の前に読むべき本
題名通り、UNIXの設計思想と哲学について纏めたもの。コマンドの具体的使用法以前のOSのあるべき姿を書いたもので、UNIXあるいはLinux上の開発者にとっては実用書の前に読むと、何故UNIX(Linux)が現在の体系になっているのか理解できる。

「Small is beutiful」、「Only for one purpose」、「Don't make new program but use existing one」など、今では当たり前とも言える概念だが、現実には「複雑なプログラムを自力で作る」環境で仕事をしている身にとっては理想の世界と言える。

そして、この概念を究極の形で推進したのがLinuxを初めとするオープン・ソースの世界だと考えると、本書で語られる哲学が以後のソフトウェア開発環境に大きな影響を与えた事が分かる。OSを初めとするソフトウェアの開発思想の基本を綴った貴重な本。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 1Q84 BOOK 1
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
2位 1Q84 BOOK 2
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
3位 ザ・トレーシー・メソッド DVD Book
おすすめ度: 価格: ¥ 2,850  通常2~4週間以内に発送
4位 天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常2~4週間以内に発送
5位 ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  在庫あり。
6位 赤ちゃんの脳を育む本 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
7位 忌野清志郎 ロッキングオンジャパン特別号―1951-2009
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  在庫あり。
8位 2‾3才からの脳を育む本―おうちで出来るカリキュラム満載 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常4~8日以内に発送
9位 やめる力
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  在庫あり。
10位 ザ・十和子本
おすすめ度: 価格: ¥ 2,100  在庫あり。
こちらもおすすめです
Life with UNIX―UNIXを愛するすべての人に
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 3,059
在庫あり。
UNIXの1/4世紀 (Ascii books)
おすすめ度: 2.0
価格: ¥ 2,520
在庫あり。
Just for Fun: The Story of an Accidental Revolutionary
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,343
在庫あり。
カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,995
通常2~5週間以内に発送
カッコウはコンピュータに卵を産む〈下〉
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,995
通常2~5週間以内に発送