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山手線内回り

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山手線内回りの商品レビュー

2.0 楽しめない。
あまりにも生々しいというか表現がすごくて、読み進めるのが単純に楽しめなかったです。
過去に何冊か作品を読んで、ファンだっただけに残念。
その表現に嫌悪を感じました。
それが著者の意図するところだとは思いますが…。
いずれ「文学=芸術作品」として捉えることができるようになる日が来るのか。
強烈なイメージが残ったことは確かですが…。
1.0 ゲームなら「Z指定」 映画なら「R18指定」
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/200309/yu_miri.html

↑発売元の試し読み。
これ以上の説明は不要だろう。

個人的には、不愉快極まりなく、続きを読める自信はありません。
5.0 自分にとって柳作品のベストであり、かつ今年の文芸作品のベスト
 生きている。
 自殺しようとする三人の人物を主人公とした三編の連作なのだが、死の間際まで、人は濃密に人であり続けるという当たり前の事実に圧倒される。そこには体温があり、体臭があり、声なき叫びがある。
 山手線内外で採集された街頭の名もなき人々の声が作品を満たす。ジョイスが「ユリシーズ」でダブリンの一日をまるごと写し取ろうとした手法で、かつて村上龍の「ラブアンドポップ」は渋谷の一日をすくい取ろうとした。村上の描いた、匿名性の高いテレクラや援助交際の様相がどこか乾いていたのに対して、柳美里の描く、山手線の円い線路に沿って浮かんでは消えて行く泡沫のような言葉の数々は、同じようにどこの誰とも知れぬ者たちの言葉でありながら、現在の鬱屈した、救いのない東京の日常をなまなましく切り取る。
 三編ともすばらしく甲乙つけがたいが、二編目の幼稚園児の母親に、強く惹きつけられた。客観的に見れば、モンスターペアレントの馬鹿母なのだろうが、彼女の語りに身を任せるうちに、本当に狂っているのは、自分たちを正当だと思う周辺の人間たちなのだと思える。行き場をなくした彼女の行き着くところに、胸を締めつけられる。自分の日常も、彼女のそれと紙一重なのだと感じる。
 三編目の、死に行く者の心理を描写せずに、その死を描ききる凄さ、一見普通の男に潜む、凄まじい冷酷さにも背筋が冷たくなった。それは、読者である自分に向けられた刃でもある。誰でも抱えうる残酷な無関心なのだ。
 鉄道自殺者や、戦時中の細菌戦のための人体実験の犠牲者、関東大震災の際に虐殺された朝鮮人ら声なき死者に思いを馳せるモチーフもあり、柳美里の集大成だと確信する。自分にとって現段階での柳作品のベストだし、間違いなく今年の文芸作品のベストだ。
2.0 自殺がライフワークって悲しくないか?
この本を読みはじめて、「もうやめよう」と何度も思いましたが、とりあえず我慢して読んでました。どうも文学とは思えなかった。小説とも思えなかった。

山手線に乗っていたら、目にする事、耳にする事、雑音、放送、人のしゃべりなどを忠実に「文字」で再現してあるというなんか実験小説のような始まりであり、それが延々と続く。

多分作者は山手線に乗って録音とかメモしながら、何周も乗っていたに違いない。それくらい本当に忠実に文字で再現してある。

だからどこから読み始めても違和感ないし、どこまで読んだのかも良くわからないような感じで進むのだが、途中からなんか変な親子が出てきて、最後はお母さんが自殺?してしまうという、何とも救いようがない小説。

途中で731部隊の話とか、ちょっと前に人骨がぼろぼろ掘り出された、国立の衛生何とか研究所の話など色々絡みあってくるのだが、主題は息子の幼稚園の正座指導がo脚になるのでやめさせて欲しいという問題とか、ケーキのついた箱は生ゴミで出すのか、燃えるゴミかなどの団地の戦いとかが織り交ぜられているので、もう何がなんだか。

しかし読書後の後味が相当悪い小説です。

この人の本は、すべてこんな感じなら、もう読むことはないと思う。
4.0 酸欠金魚
読むと、柳美里の『グリーンベンチ』を思い出しました。
あからさまに暗い色の話じゃなくて、むしろ、とても、柳美里の毒舌・ユーモアすごく楽しいなって思う。そして息ができないような。
鉄道自殺の話で苦しいんだけど、だから嫌な話ってわけじゃなくて、柳美里の作品だなってカンジの真っ直ぐな生き方をする登場人物達はかなりスガスガしい。

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