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ヴォイス (西のはての年代記) (西のはての年代記 2)の商品レビュー 文字のない世界
前作と時も違えば場所も違う、今回は西のはてオルド人による侵略がすすむ「アンサル」の地が舞台。 オレッグとグライ&「読み人」メマー
「ゲド戦記」のル=グウィンの新シリーズ「西のはての年代記」の第二巻です。 ル=グイン、がんばってます。
ル=グインのファンタジーやSFは独創的な世界を創造していてそれが魅力なのなのだが、だいたいにおいて雰囲気が暗く、前作の『ギフト』もそうであった。ところが、今回の『ヴォイス』はその暗さを感じさせない。外国軍隊の占領下にある古い港湾商業都市アンサルを舞台に、兵士によるレイプで生まれた女の子を主人公とし、占領軍とアンサルの人々の軋轢を描き続けながら陰鬱な調子に陥らないのである。それは例えば「ライオンを従えた美女」だとか「歌の力で人々を立ち上がらせる詩人」だとか、ル=グインにしては分かりやすくシンボル化されたキャラクターが配されているからかもしれない。物語の途中で『ギフト』の主人公が登場して活躍していく物語展開も楽しめる。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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