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学校の青空 (河出文庫―文芸コレクション)の商品レビュー 結末の放棄
角田さんの作品は、結末のないものが多い。小説家の世界ではそういう手法も常識なのだろうが、この「学校の青空」は、読み終わった後腹が立ってきた。退屈な日常に別れを告げるべく自殺の計画を練る中学生カップル、特定の同級生にすさまじいいじめを執拗に繰り返す女子中学生・・・どれもこれも、ここまでぐいぐいと読者をひきつけておきながら、最後にいきなり突き放したように結末を放棄して物語を終結させるというのはいかがなものであろうか?あとのことは読者が勝手に自分で考えろというのか?読者というのは、結末が知りたいから、一生懸命に筋を追うのではないか? 直木賞作家の初期作品集
中高校生を素材にして書かれているので、ちと痛々しい。でも、それがリアリティーだ。四つの短編からなっていて、それぞれのつながりはない。だが、その年代にしか感じられない苛立ちやアンビバレンツや、その他的確にコンパクトな言葉で表現しづらい感情の揺らぎか描写されている。 幼心に潜む陰
角田光代はどこか切ない。 昔、子供の頃、学校や塾とかいろんなちいさなコミュニティーに潜む集団の悪意のようなものを何となく感じていたのだけれど、それらを上手く小説作品として昇華させて何とも言えぬいい、味を出していると思う。 まあ、そんなことを考えなくても、純粋に面白いから読んでみたらいかがでしょう。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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