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夜更けのエントロピー (奇想コレクション)の商品レビュー 充実の短編集
最新SF長編連作 "Ilium" "Olympos" で初めてこの作家を知り、あまりの面白さに他の作品も読んでみようと、この本を購入しました。 意外にいける。
シモンズは「ハイペリオン」四部作の印象が強すぎて、大長編を力でねじ伏せる作家という印象が強かったのですが、短編も上手いなあ。翻訳さんも噛み合っていて、独特の雰囲気をもつ作品世界を作り上げています。玄人の方々になんと言われようと、スタージョンとかより読みやすいし物語として面白いと感じます。 よく出来た収束系ホラーファンタジー。
この手のお話には大体2種類あって、一つはごく小さな事象がどんどん大きな話になって行く拡散系と、すごく大きな話から始まって、実は小くて意外な結末へ近づいていく収束系。で、この本の話はほとんどが後者であることに気がつきます。時や場所はいろいろ。薄ら寒い東ヨーロッパや混乱を極める東南アジア、近未来のテーマパーク…。でもそれらは作者の用意した一点の結末を飾る舞台装置に過ぎない事に、読んだ後で気がつく訳です。一貫して余計な説明を省いた手法も、逆に想像力を刺激します。素晴らしいのは『ドラキュラの子供たち』『バンコクに死す』。個人的には表題作『夜更けのエントロピー』がお勧めです。逆に『ベトナムランド優待券』『ケリー・ダールを探して』では、この分野でスティーブン・キングに一歩譲る気がしました。純粋なホラーとは言えないが、しばし物語の世界を旅する事が出来る本です。 悪くはないけどぬるい
「ケリー・ダールを探して」なんかの雰囲気は好きだけど、 まいった
大人のSF・ホラーファンだったら、これを読め。必読。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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