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夜よりほかに聴くものもなし―山田風太郎傑作大全〈8〉 (広済堂文庫)の商品レビュー 人の暮らしを考える
面白いです。この本の中の一篇「無関係」という話より、「悪意による災難や不幸などしれたもの、不注意、錯覚、勘違いこれらによる悲劇の方がはるに多い」と言って、過失による事故を起こした人を罵倒、嫌がらせ、噂話をする世間の野次馬達にいたずらで報復する正義の大学生、しかし八坂刑事は言う「関係ないのにというが、君もまた無関係ではないのかね」と。うまい!もっともですが非難嘲笑するも親切心で正義ぶるのも所詮は「おせっかい」と「自己満足」なのですね。しかしこう言ってしまえば身も蓋もない。オバちゃんのお喋りも慈善団体もテレビで事件、事故を食いついて見る人も全ての存在が下らない物になってしまう。人間は愚かな生き物なのだ。こうして社会を形成していくのだから。しかし山田風太郎はやはりただ者ではない。こういう話が詰まっているので興味が湧いた方は読もう。関係ないが、しかしこうして人間社会を非難するのは真実だから、こちらもやり切れないが、こういう人間の弱さを分かった上で笑いに転化する落語などはやはり凄い文化です。近年の深みのないお笑いなどとは一線を画する。お笑いに限った事だけでなく、様々な問題などを考えていると江戸時代などの昔の方が人間の本質を理解して暮らしているという意味で近代社会よりも優れていると思う今日この頃です。 佳作。
本作は、著者の連作短編集とは違い純粋な短編集です。 夜よりほかに聴くものもなし
大変面白かったです。日本が抱える様様な社会問題について考えさせられました。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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