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「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)

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「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)の商品レビュー

4.0 実例を用いて説明で分かりやすい
精神科医である著者がうつ患者の諸症状や背景について、わかりやすく説明してあります。
「うつ」という言葉は最近非常に多く耳にしますが、実際には当事者以外にはきちんと理解されない事が多いと思います。
本書を読めば、実際のうつ患者の職業や育ちや背景、その人の性格などを絡めて具体的に理解出来ます。

何かとストレスの多いこの日本の現代社会、誰もがうつ患者の予備軍なのです。
ただし、うつは治るものであり、うつを治す事によって自殺もある程度は防げるという事を、自分には関係無いとは思わずに誰もが知識として持っておく必要があると思います。
4.0 医師としての素質と素養
書いている内容についてはそれなりの見識があり、頷かせるところもある。
精神科医としての素養はあるのだろう。

しかし医師としての素質があるのか、という点についてはどうだろうか。

この医師に診察してもらった経験から言わせてもらうが、
この医師は患者に対しての診察態度にムラがある。
ある意味、見限った患者に対しては親身さを欠く。

態度は温厚であることは認めるが、患者の話を親身に聞くという姿勢が見られないときがある。
こちらが話そうとしているのに、そそくさと診療を打切ろうとする態度が見られるときがある。

患者をそのように見限る姿勢はどんな医師にもある程度見られる兆候ではあるが、
精神科医がそれをやってはいけない。

ある患者には、とても親身に話を聞いてくれる医師。
ある患者には、ろくに話も聞かずそそくさとカルテに用件だけを記入して診察を終わろうとする医師。

この医師はこの二面を持っている。

この医師が精神科医としての素養があることは間違いないのだろうが、
どんな患者に対しても、もう少しちゃんと話を聞く、という態度を身につけたほうが良いだろう。

それが出来ないのなら、いくら精神科医としての素養があっても、
臨床医としての素質はない、と思われても仕方がないのではないだろうか。
5.0 無知ってコワイですよ。
最近、うつ病と軽々しく口にする人が多い。その反面、実際私の周りにうつ病で苦しんでいる人もいる。彼らと接する上で「うつ」についてある程度知識を持っておこうと思い、この本を読んでみました。正直、うつに対する私の認識は間違っていたので、読んでおいて本当によかったです。うつ以外にもよく耳にする「自律神経失調症」やボーダーと言われる「境界性人格障害」にも触れており、とても勉強になりました。
5.0 重度のうつ病から5年半
うつ病になってから、よくなったり悪くなったりを繰り返しています。
多くのうつ病の本は軽症うつやうつ傾向の方向けに書かれていて、「こうすることでこんなに簡単に治った」みたいな症例が多いので、それを見るたびに、うつはそんなに簡単な病気じゃない。もっと深刻だ。と思っていました。
こうすれば治る、と言われてもできないのが辛くて情けなくて余計苦しくなるのでうつの本はしばらく読みませんでした。
「死に至る病」との言葉にひかれて買いました。
この本には、長期化するうつのことも書いてあります。
そして、自殺してしまう人がいることも強調しています。

しかし、治らない病気だと言っているわけではありません。
上手く治療すれば予後は良好なのだということがきちんと書いてあり、心強いです。
私はこの本を読んで、なぜ私はうつを長引かせているのか気付きました。
少し調子がよくなったときに、焦ってすぐに無理をして社会に復帰してしまうせいだと思う。
だから、今度はゆっくり、じっくり、120%まで回復できるまで、自分をいたわろうと思うことができた。

そして、うつ病は決して巷で言われているような「心の風邪」で済まされるほど簡単な病気ではないことを教えてくれます。
このことで救われるうつ病患者は多いのではないでしょうか?
是非、一人でも多くの人に読んで、うつ病に対する正しい認識を持って欲しいです。

うつ病は、患者とその周りの人だけの問題ではありません。
4.0 「うつ」の入門本としても最適です
職場で2名のかたが
「うつ」で辞められてしまったこともあり同書を読みました。

もう少し早く読んでいれば、
2名もやめることはなかった気がします。

風邪などとは違い見た目には健常体ですから、
うつの知識のないものにとって同病は理解しがたいのが実情です。

「うつ」のことを知る入口にふさわしい本です。

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