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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)の商品レビュー

4.0 社会に出る前に読むべし
現代において年功序列という都合の良いレールは、こっぱみじん。

バラバラに崩れてしまっている。

レールはぷっつん切れて、一部の車両だけ走っている状態だと書かれているが、
今や上部車両も安全に走っているとは言えない。

私は定年まで一つの企業で勤めた両親を尊敬している。
幼い頃から、父が勤めた会社での文化祭やバーベキューなどの催しに参加し、
家族的な雰囲気の社風に強く浸ってきた思い出がある。
同じ様に健全な年功序列が機能している会社で働けたらという願いを持っていた。
それが崩れてしまったのだから、レールから離れるか。

自由に渡り歩いていく持久力をつけようと考えさせられた。

社会にでてから読んだが、これから社会に出る若者向けの本だ。
4.0 レールなんて存在しない。
レールなんて消滅したはずなのに
ずっと昔を引きずったまま。
毎日一生懸命やってればいつか報われる、
なんて考えられなくなってる。
我慢が足りない?
我慢した先に夢があるならば我慢するけど、
我慢する意味がないなら我慢しない。

そろそろレールから降りましょうかね。
4.0 虐げられし若者の憤激。
カイシャは年長者ほど有利な世界 
年功序列という安定と排除の装置の中で
昭和的価値観を引きずったまま
自分たちだけはなんとか逃げ延びたい
合理的な選択としての若者への負担転嫁
パイの縮小により誰かが割りを食うのは当然
それが若者であるのも自明なこと
終わりのないデスマーチ

社会全体も同じ構造の入れ子
強固な昭和的価値観の中で阻害されるのは
女性であり子どもであり排除されたお年寄り
長引く不況で既得権者の取り分も危ない
よってパイの拡大が叫ばれる
そうすれば皆がハッピー
しかしそれは問題の構造が見えなくなるだけのこと
崩壊は止まらない

そんな中で自分は何を選択するのか
虐げられた若者の憤激はこの先何処へ向かうのか

本書は時代の変わり目に存在する閉塞感という大きな壁に打ち込まれた、
一つの楔のような本なのだと思います。
5.0 これから社会に出る人にこそ ぜひ読んで欲しい内容だと思った
非常に面白く、わかりやすい内容。
会社という仕組みと、ルールや方針を決める人の思い、
そういった体質から来る弊害がきちんと説明されている。

終身雇用、成果主義、年功序列、リストラ、派遣社員など
用語としては誰でも聞いたことがあるものだが、
会社がどういう意図で動いているのかを知ることができる。
建前でどういう立派な理屈を言おうとも、
実際にはこういう都合があるのだ、ということがわかる。

また、一見、問題に対する正しい対策に思えても
長期的な目で見ると会社と未来がなくなってしまう場合があることも
わかりやすく端的に説明されていて興味深い。

会社に数年以上勤めたことがある人なら
誰しもが思い当たる内容が書かれており、
それが嘘ではない事実であろうということを感じる。
場合によっては自分の現状がいかに脆いものか実感して
非常に怖くなる部分もあるほど。

しかし、だからこそ事実を知っていて欲しいと思う。
若者を部下に持つ立場の人よりも、
これから社会に出る大学生、専門学校生、高校生にこそ
ぜひ読んで欲しい内容だと思った。

インパクトのあるタイトルだが、「若者が辞める理由を知りたい人」ではなく
「今後、3年で辞めてしまうかもしれない若者」になりそうな人向けなのだ。
少し将来が不安に感じる部分もあるが、何も考えずに
どこかにスムーズに就職できればいい、という浅はかな考えはなくなるはずだ。
1.0 全てを年功序列のせいにしているだけの感情論
「大卒新入社員の36.5%が3年以内に辞める」との切り口自体は興味を惹いたので、かつてベストセラー『内側から見た富士通』を著した実務家ならではの分析を期待して読んだのだが、さに非ず。内容は、「年功序列が悪い」「中高年世代が悪い」「日本のシステムが悪い」と全てを批判的に受け止めてコキ下ろしているだけで、読むに堪えない。そこにはプロの人事コンサルタントらしい考察は欠片も見当たらない。例えば、「若者にキャリアパスを提供しろ(=希望の部署に配属してやれ)」とあるが、前著では「現場を知らない人事部社員」を問題視していたことを忘れたのかね?
著者の提言・分析は『内側から見た富士通』から進歩していないが、それでも前著は、元社員ならではの生々しい内部事情の描写が読み手を惹きつけベストセラーとなった。しかし、この成功体験が仇となり、皮肉にも著者の勘違いを増幅させてしまったようだ。いずれにせよ、富士通1社での体験だけで全知全能ぶっているようでは、お里が知れるというもの。かつて自著で酷評していた「机上の空論を振りかざす」「現場を知らない」「純粋培養のエリート意識」という富士通本社人事部社員の気質を一番色濃く受け継いでいるのは、他ならぬ著者自身である(汗)。

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