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メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)

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メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)の商品レビュー

5.0 懐疑主義を貫き、多様な情報や新しい情報を収集して自分自身で判断する!
メディアによる情報の取捨選択のゆがみ「メディア・バイアス」
について、その状況、発生する原因、対処方法が詳しく述べる
本です。

著者は、元毎日新聞社の記者で、今はフリーの科学ライター。
過去の自分への反省、自戒を込めて、「どうしてマスコミはこ
のような報道をしてしまうのか?」という原因を丁寧に解説し
ていきます。

「悪いニュースはいいニュース」。警鐘報道が大好きなマスメ
ディアを一言で表すこの言葉が、この本の中でも最も印象に残
りました。マスメディアと付き合っていくのに必要な知恵がつ
まった本です。
5.0 「メディアバイアス」良い言葉だ。啓蒙して政治的解決を。
 一般の人たちがメディア(新聞・テレビ・雑誌)に躍らせれて嘘を(本当かどうか分からないことを本当と)信じさせられていたことを暴いている。私が不満に思っていることを代弁している所など痛快だが、現在進行中の科学的話題と科学ではないオカルトものを同列に論じている点や、非科学的であることを批判するのに非科学的方法で非難したり感情的な表現が多いのが残念である。ハンムラビ法典を地で行く様な感じですっきりしないが、一方からだけの情報を修正するにはよいだろう。
 筆者は最後に十カ条で真偽を見抜く方法を伝授しているが。科学者も科学論文の評価を誤ることもしばしばなのに、一般人に高度な知識と科学的洞察力を要求するのは無理だと私は思う。
 問題の政治的解決が必要だと私は思う。メディアの暴走は報道の自由を盾に容易にはなくならないと思われる。筆者は、外国では行政機関が怪しい報道に対してコメントを発表していると書いてあるが、その政治的話題はさらりと流している。でも本質は政治であると私は思います。

脱線しますが、最後のホームページの紹介が本書で最も有用な情報でした。
5.0 メディアが非科学・歪曲報道する理由(わけ)
 第3回科学ジャーナリスト賞受賞の松永和紀さんによる、メディアと科学の関係論である。
 京大学院農学研究科修士課程修了後、毎日新聞記者となり科学の作法と報道機関の生態を知る著者による「メディア・バイアス」の出来る理由解明本といった趣である。
 本書のテーマである日本の読者・視聴者が育てた新聞・テレビの科学報道の欠落は、日本の読者・視聴者が科学報道に求める質が、その程度であると言えよう。
 松永による「科学報道を見破る十カ条」が示されているが、「あやしさ」と「ニセ科学」を求め踊らされる消費者と商売の道具として「あやしさ」と「ニセ科学」を利用する事業者の相互依存関係の解消が望めない現状では、「メディア・バイアス」の存在を前提に身を守る術を獲得しなければならないとの事なのだろう。
5.0 健康情報のいい加減さ
何十年にもわたって様々なダイエット方が発表されるにかかわらず、どれひとつとして定着しないことや、ファーストフード店やコンビニで売られている食品が健康に良くないと言う一方で、それらが増加しても日本人の平均寿命が伸びていると言う事実に言及しないなど、健康に関する情報はいい加減なものだらけであると言うことを再認識させてくれる。

そう言った情報が無くならない構造に関しても触れているが、その構造は当面壊れそうもないので、あとは受け手側で自衛するしかない。それをする上で役立つ著作である。
4.0 メディアを中心とした自己中心的で恣意的な情報の取捨選択・操作による「メディア・バイアス」が働く構造や実態を解き明かし、それに騙されない視点や思考を提示。
世の中に蔓延する、センセーショナルで分かりやすく「科学的に正しい」っぽく見えるニセ科学やトンデモ科学者・理論、これらを自分たちに都合のいいように煽り利用するメディアや企業・組織・市民団体など、そして簡単に盲信してしまう視聴者・消費者たち。このような「科学っぽい衣」をまとった嘘や怪しげな情報を氾濫させる、メディアを中心とした自己中心的で恣意的な情報の取捨選択・操作による「メディア・バイアス」が働く構造や実態を解き明かし、それに騙されない視点や思考を提示している。
本書で問題提起された代表的な事例は、「白インゲン豆ダイエット」「納豆ダイエット」「みのもんた症候群」「中国産野菜残留農薬問題」「フードファディズム(タマネギが糖尿病にいい、リンゴポリフェノールが脂肪吸収を抑制するなど)」「食物繊維と大腸癌との相関」「環境ホルモン騒動」「化学物質過敏症」「添加物バッシング」「有機・無農薬栽培は安全か」「マイナスイオン効果」「水からの伝言」「遺伝子組み換え大豆の危険性」「バイオ燃料」など。
著者の履歴・専門から食や農業に関わる健康情報の事例を中心に論じているが、美容業界など他業界にも大いに当てはまる内容だと感じる。
メディアには自習・自浄能力はないと思っておかなければならないだろう。自分で情報の収集力と選択眼を磨くしかない。あらゆる人たちに読んでもらいたい本。

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