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ホワイトカラーは給料ドロボーか? (光文社新書)

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ホワイトカラーは給料ドロボーか? (光文社新書)の商品レビュー

4.0 ホワイトカラーの生き方を考える
 最初にあっさりと結論は出てしまう。政府や経団連が出してくる、先進国中の日本の労働生産性が低いというデータは誤りだ。
 なぜなら、まず計算の分母となる人材において、非正規雇用の人材が入っている、ブルーカラーとホワイトカラーを一緒に扱っている、不法移民のカウントが違う。
 さらに分子となるGDPにおいて、アンダーグラウンド分野の扱いが異なり、さらに質の違うサービス業も一緒に扱っている。

 また、ミクロで考えても、ホワイトカラーの成果はブルーカラーに比較して相当に開きがある。私の見える範囲で考えても、個々人のスキルとアウトプットは上位層と下位層で桁が違う。

 本書の内容は、これからのホワイトカラーの働き方をどうするかというところに重点が置かれている。ホワイトカラーエグゼンプション、ワーキングプア、サービス残業などである。これらは現在の日本においては若者の収入を少なくする圧力となり、ひいては少子化及び企業の業績悪化に繋がると警告している。私見であるが、ここに1000万人の移民を実現させたらどうなるかシミュレーションしたのか、推進派の政治家諸君!
3.0 タイトルが過大
内容的にはホワイトカラーの生産性に触れ、巷に言われる「日本のホワイトカラーの生産性が悪い」という情報の払拭や、ホワイトカラーエクゼプションやグローバル化時代でのあり方に触れている。
タイトルがやや過激的ですが、内容はごく普通の内容でした。
ホワイトカラーという表現も中途半端で、今、ホワイトカラーに分類されている範疇にも様々な職種があり、もう少し細分化して効率的か考えてみたいと想いました
4.0 この本を読んでいると『考える力』を身につけた者が生き残るような…
ホワイトカラーを導入した際のメリット、デメリットが書かれています。

具体的な内容は、
正社員の質を高める、生産性を高めるなどのメリットが書かれています。
その一方で中小企業の置かれる立場といった内容も書かれています。

全体的な感想ですが、あまり経済とかに明るくない人向けではありません。
社会人とか大学生くらいの人向けだと思います。
グラフや図などがありますが、結構読み込まないと難しいかもしれません。
3.0 ホワイトカラーの現状と今後を考察する本
題名に比べ、かなり「まじめ(?)」な本です。
大きく、4つの部分に分かれています。

「生産性の問題」「残業の問題」「給料の決まり方」
「今後のホワイトカラー」です。

「生産性の問題」は、いろいろなデータや統計の前提を読みながら、
日本のホワイトカラーの生産性が決して低くないことを示します。

「残業の問題」は、ホワイトカラーエグゼンプションの話、
残業を減らすには、などです。

「給料の決まり方」は、経済学からの考察などです。

「今後のホワイトカラー」は、ホワイトカラーは、今後どうなるのか、
どう生き残れば良いのか、、等が説明されています。

かなり、ボリュームと読み応えがあった本です。

結論は、どこかで聞いた話も多いですが、根拠などと共に示されており、
まとめて、読むと、参考になること多々です。
5.0 題名に似合わず(?)本格的な良書
著者の門倉氏は、地下ビジネスの分析などユニークなアプローチで以前から話題になっている人だったので、軽い気持ちでこの本を買ってみたのだが、読んでみて分析のレベルの高さに驚嘆した。代表的な統計に現れない部分まで丹念に調べ、真実を追究するという氏の真摯な姿勢は素晴らしい。また、本格的な議論を読者を退屈にすることなく平易に書き下している点も好感が持てる。

特に前半2章の労働生産性に関する記述は、洞察力に富んでいる上、独自の試算で裏づけをしており、新書のクオリティーをはるかに超えている。第3章のホワイトカラーの賃金の決まり方に関しても、日本独自の雇用制度に由来する労使のパワーバランス、労働者のジレンマ、業績評価の難しさを考慮して、丁寧な分析をしている。

敢えて不満を挙げるならば、「日本のホワイトカラーはどこへいくのか」と題した最終章が、政策提言という観点からはやや力強さと説得力に欠ける点だ。例えば、最低賃金の引き上げについて好意的に論じているが、失業率に与えるマイナスの影響について触れていないのは議論として不完全であるし、正社員・非正社員を固定的な2種類の雇用形態として論じている点も、現状分析としては十分でも今後の日本の将来像を踏まえると必ずしも十分でない。しかし、こうした点は紙面の制約の問題でもあり、本書の良さを損なうものではないだろう。

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