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スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫)

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スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫)の商品レビュー

3.0 小説を書きたい人へ 参考になると思います
テレビドラマで人気になったスクールウォーズの原作本だ。
この番組、ぼくは見たことないが「名場面」は知っている。コントでもよく使われる。

しかし、だ。
原作本は印象が違っていた。

これは使えると思う。
小説を書こうと思っている人に、あるパターンのお手本になるのだ。
日記風に題材を書き溜めておいて、それを小説にまとめるとする。
このやり方で作っていくと、この「スクールウォーズ落ちこぼれ軍団の奇跡」が出来上がると思うのだ。

淡々と書いてある。
大映ドラマの熱い演出とは対極の書き方になっている。この書き方はテレビドラマを見た人への効果としては高いが、それを知らない人には逆効果になるだろう。

大映ドラマ「スクールウォーズ」あってのドキュメント小説だ。
4.0 小説だと思って読むべきでしょう。
 山口氏とは、息子がラグビーをやっていた関係でお話させていただいたことがあるが、そのお人柄は、この本に書かれているとおりの部分もある。
 しかし、彼が、この本にあるような強烈な事実を体験したとは思われない。ある面は真実でも、誇張されすぎて、ノンフィクションから、フィクションに変容してしまった。
 この本は、あくまで、小説として読むべきものだと思う。
 実際、同じことを扱ったNHKのプロジェクトXでも、誇張があったのであり、山口氏にとっては、いい迷惑ではないのだろうか?
5.0 現場を知らない戯言!
現場を知らない戯言だ。
荒廃し切った高校が、一部活が少々強くなったくらいで簡単に変わるものではない。そんなこともこと細かく書いてもらわなければ想像できないのだろうか?
全国大会優勝した時のキャプテン平尾氏は本人の著書で「毎日無事に帰宅できるだろうかと不安であった」と当時の学校のことを語っている。
それでも、山口氏が赴任した当初と比べれば、教師達の努力と多くの生徒の変化で、部活の練習に熱心に取り組めるくらいには学校が少しずつ変わってきたということである。

最初の卒業生を更生させて卒業させられていないことが矛盾?優勝した時の部員は落ちこぼれではないから「落ちこぼれ軍団の奇跡」ではない?日記を最後まで書かせていないことに不満?
この作品はノンフィクションだ。嘘を書くわけにはいかないでしょう。いったい作品に何を求めているのだろう?

花園高校との大敗から勝利までがあっけなく書かれてあることが不満?
文豪吉川英治でさえ、宮本武蔵の剣術の成長を描けていない。山から下りたときにはすでに強くなっている。なぜか?なんでもそうであるが、上手く強くなるための日々の鍛錬は途方もなく単純で退屈なことの繰り返しである。そんなことを小説の中で描写していては読者は退屈に耐え切れず読むのを止めてしまう。そんなことは書かなくても分かるよね?という著者と読者の間の暗黙の了解があるから著者は書かないのだ。

小説は論説文や説明文とは違う。問題提起をする必要はないし、それに対する回答を出す必要もない。それは読者が感じ考えることだ。
何でも「クレクレ」「ないと不満」な大人が増えていることにこそ、現代社会の問題や教育問題が浮き彫りにされているように感じる。

1.0 問題意識が低い
『スクール・ウォーズ』は「落ちこぼれ高校」のラグビー部の敗者から勝者への道のりをつづった本である。私はこの本を読みながら、弱小ラグビー部が全国一位になったことに素直に山口良治はすごいと思った。全国大会に出ることさえすごいことなのに一位を取るという事は並大抵の努力でできることではない。しかし、そのことと落ちこぼれ高校の奇跡とはあまり関係が無いように思った。読み進めていくうちに「落ちこぼれ」から「日本一」への軌跡に数々の矛盾点を感じた。1年目に就任した時の生徒は結局落ちこぼれのまま卒業してしまったこと、監督に就任してから強豪花園高校との大敗から勝利までがあっけなく書かれてあること、京都代表になり、日本一になるころの部員は伏見工が「ラグビーが強いから」「山口良治がいるから」といった理由で入ってきた部員がほとんどで、もともと落ちこぼれだったり、荒れていたといった生徒たちではなかったこと、始めは書かせていた日記も全国トップを目指すようになった頃にはもうつけていなかったこと、などだ。伏見工が荒廃した高校として始めのうちは描かれてあったが、高校全体としてはどう変わったのかといったことも気になった。もちろん、山口良治のラグビーを通して生徒たちの中に変革が起こったことは確かだろう。しかし、日本一になったという事は“奇跡”というにはあまりに最初の状態との関連が見られず、ただ強いラグビーチームをより強くしたといった物語であるようにしか見えなかった。高校の荒廃といった問題意識が途中からやけに薄れていった気がした。
この本は単に私たちを感動させようとしているだけなのではないか。高校の荒廃とどう立ち向かうか、スポーツを通しての人間性の向上とそれによっての教育効果、何によって教育は変えられるかといった問題意識を私たちはもっと深く見つめてみる必要がある。単に受身ですべてを受容するのではなく、これらのことを見据えて考えなくてはならない。その点においてこの本は筆者の私たちを感動させようとする意図が見えるものであり、とても共感できるものとは言えなかった。
5.0 高校生や将来教師を目指す人に読んで欲しいです
評価は五つ星ですが、TUTAYAにドラマのビデオがあるのであわせて見てもらいたいです。途中途中で出てくる恐らく山口先生の生の言葉が心にきます。112VS0で負けたシーンはちょっと泣けてしまいました。

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