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折原氏の作風は大きく分けると次の3つになる。 (1) 表芸とも言える叙述トリックもの。 (2) 古典のパロディもの。 (3) 「沈黙の教室」を代表とするサスペンスもの。 勿論、この組み合わせもある。 本作は(2)で、対象はクィーンの「神の灯」。他の古典パロディものは原題を活かしたタイトルを付けているのに、本作はその点では異色。更に元々は「鬼が来たりてホラを吹く」というタイトルだったのだが、関係者から苦情でも来たのか、途中から現在のタイトルに変えている(平凡なものになってしまいましたねぇ)。 初期の頃書かれたせいか、"若書き"の感じがし、黒星や虹子の人物設定も曖昧など不満も残るが、家屋消失の大トリックに正面から挑んだ心意気が素晴らしい。湖がポイントですね。作者は、酒を飲んで頭が朦朧としている時に、このアイデアが閃いたらしい。作者の気宇壮大な構想が楽しめる初期の傑作。