みずみずしい文体
大阪から上京してきた駆け出しコピーライターの「ぼく」が暮らす青年時代のスケッチです。
アクション&ピカレスク・ロマン的な『ラスト・ホープ』とは全く異なる文体がここにあります。動物を飼ってはいけないアパートでひょんなきっかけで猫と暮らすようになり、その猫が仔猫を生んでしまいます。
そんな状況の中での猫との暮らしが、みずみずしい文体で描かれています。
「猫は人間に嘘をついている」という発想がとても斬新で、かつ、猫好きのぼくとしても得心が行く話しです。
優しい気持ちになりたい時、こんな本はいかがですか?、
グレさんの青春
ストレスも高く,テンションも高く,プライドも高い時代を人は青春と呼ぶ.
コピーライター見習の「僕」のところに,1匹の雌猫がやってくる.
猫とすごす日々の中で僕の青春は過ぎてゆく.
仕事も順調にこなせるようになった.
そして青春が終わった.という話です.
青春小説なのに「友情」「恋愛」が一切からまない不思議な味の本です.
表紙の猫の絵も好きだなぁ.