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ダライ・ラマの仏教入門―心は死を超えて存続する (知恵の森文庫)の商品レビュー 仏教がわかった気がしました
報道やインタビューを通じ、ダライラマの並々ならぬ知性と教養を直感しました。いろいろ物色し選んだ一冊ですが、この薄い一冊で、仏教思想の一番核心の部分がおよそ判った気になりました。レビュアは宗教や哲学に通じていないので、それは錯覚でないとは断言できませんが、やはり優れた内容だからだと思います。すなわち説明にごまかしや無駄がないように思います。たとえば、実在の有無を因果関係(縁起するかどうか)があるかどうかで判断し、縁起するものは存在しない無に過ぎないとする。もちろん高度な内容ですが、自分の頭でこういう種類の形而上学を考えようとしたことがある人なら素直に受け入れられるように思いました。個人差はあると思いますが、仏教についてまだもやもやした疑問がある方は、一度読まれたらどうでしょうか。 仏教の理論と実践
観音菩薩の化身であり、チベットの精神的盟主であるダライ・ラマは、チベット仏教の一派:ゲルク派の僧。ゲルク派では、他利の教えを重視する大乗仏教・中観派(中観帰謬論証派)の見解を重視する。ちなみに、中観派とは、「中論」の著者「龍樹」によって創始された学派で、帰謬法(背理法)によってあらゆる事物は「空」であり、「縁起のうえに仮設(けせつ)されたもの」であると主張する、超論理的思考法が特徴的。 仏教入門にとてもよい
ダライラマによる仏教の入門書です。仏教の基本的な考え方がわかりやすく解説されています。英語からの翻訳ということで、そのためにむしろわかりやすくなっているところがあります。習気(じっけ:ヴァサナ)という仏教用語が「潜在力」となっていて意味としてはむしろとりやすくなっています。 宗派を超えて
小乗仏教、大乗仏教の違いはもとより仏教の根本的な事が書かれてます。 The Meaning of Life from a Buddhist Perspectiveの原著を超える訳本
この本はLondon のCamden Hall で3日間にわたって行なわれた講演をまとめた英文の書“The Meaning of Life from a Buddhist Perspective”の訳本です。原書にない翻訳者の詳細な注が、ダライラマ本人の話に勝るとも劣らない丁寧な解説で、仏教の初学者には理解の助けになります。また、日本人向けの内容として、翻訳者とのインタビューをもとにした章が新たに付け加えられています。この意味では、原書を超える内容になっています。ただし、原書と比較してみると、挿絵はすべて差し替えられおり、特に、カラーのものは原書の方が鮮明です。ダライラマが口語で話している部分が文語に書き換えられ、彼の喋ったジョークや講演が行なわれた日付けが省略されています。章の分け方も原文とことなります。また、残念ながら、質疑応答の部分がすべて削除されています。よって、原書の忠実な翻訳とはいえません。ダライラマの研究者には、英文原書をあたる必要があります。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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