|
商品の情報
太平洋に消えた勝機 (光文社ペーパーバックス)の商品レビュー 勝利を前提にした反省を可能ならしめる
大東亜戦争の敗因を分析した著書は数多くある。そして、それらのほとんどは個々の戦術や兵器の性能を論じたり、日米間の思考パターンの違いから文化論に走ったり、さらには戦争を始めてしまった原因そのものを解き明かそうとしたりしている。 これで、東京裁判のA級戦犯は冤罪だったことが証明された
大東亜戦争中のわが国の戦争指導は、政府、陸軍参謀本部、海軍軍令部(さらに海軍は連合艦隊)がバラバラで、首相で陸軍大臣の東條さんが陸海軍の作戦計画に口出しできないなど制度的に極めて非効率だったとのこと。 「帝国海軍が日本を破滅させた」の抄本的位置づけ?
「帝国海軍が日本を破滅させた」のレビューにも書きましたが、著者が旧陸軍軍人であることを強調するレビューもありますが、世間に流布している戦史書のタネ本の多くが旧海軍軍人の書であることを考えると、あまり意味のある指摘とはいえないでしょう。さて、作者の出自は別として、戦略の混乱に着目して敗因を解説してくれる好著です。ちぐはぐな作戦で大敗した原因は、当初の大戦略を無視して、大陸での戦闘用に設計された陸軍と、西太平洋以西での戦闘用に設計された海軍を、南海のジャングルや中部太平洋に投入したために、情報・戦術戦法・装備・兵站すべてが戦場に適合しなかったことにあるわけですが、その真の原因が、戦前においては、やる気も勝つ気もない対米戦を掲げることで海軍予算を獲得し、いざとなったら対米戦はできないと言えなくなりだんまりを決め込むという、国家の安全よりも組織の利益を優先した海軍の姿勢にあり、戦争中においては戦略を無視して戦線を東へ東へと拡大した山本五十六にあったことを、平易に説明してくれます。 具体的な数字を出す事
著者の言ってることはもっともで、戦後の海軍善玉論は政治的な宣伝政策である事は明白である。 帝国海軍善玉論を斬る 必読書
戦後の太平洋戦史を伝えるマスコミ・出版界において(特に、司馬遼太郎の「坂の上の雲」以降)、帝国陸軍はその愚かさを喧伝されること多く、対して帝国海軍に対する好意的な言辞は多い。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||