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求む、有能でないひとの商品レビュー いやはや才気煥発
推理小説以外でチェスタトンの本を読んだのは初めてなのですが、こりゃすごいですね。 宗教、哲学、社会学、文学、歴史、科学、ありとあらゆるテーマの中から自在に事例を引き出し、それらを自分の視点とミックス、時には峻別し、今日的な問題を(と、言っても20世紀前半のイギリスの)情け容赦なく一刀両断です。 日本人のモラルとは?
いわゆる“日本の特殊性”(文化などではなく)は、ただの奴隷根性なのではないか。実態は、無知で無責任な圧倒的奴隷大衆と、それを利用する支配者の国でしかないのかもしれない。近代主義や資本主義の矛盾は、それを目指した国にはどこにでも共通してあるものだが、要するに歯止めになるモラルや真の常識があるかどうかの違いで、現代の日本にはそれがないのか、あっても無視されている。改めて言うまでもないことだが、“モラル”とは、永久不変の“善悪への観念”のことであり、人間が人間らしく生きていくためには必要不可欠なものだと私は考える。一体現代の日本にそんなものは存在するのか、と考えさせられる一冊だった。日本を1歩離れて考えてみたい、という読者にお勧めする。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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