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ずいぶん、酷評が多いんですね。 私はリリーさんは「東京タワー」以前の ananによくコラムを書いてた時から核心ついたコメントの ファンなので、この短編もとっても、胸にくるものがありました。 「大麻農家の花嫁」が特に気に入ってます。 「おさびし島」も含め、都会での生活に疲れて、もしくははみだして しまった人たちの物語です。 読了後、癒されるとか、清涼感が・・・っていう世界じゃありません。 けれども、ある種のきつい刺激は、くるんじゃないでしょうか? 「東京タワー」のお涙ちょうだいものが好きで、 これも・・・と思って、読むのは間違ってます。 きわめて、ブラックで、品がなく、嫌いな人は嫌いでしょうね。 「増量・誰も知らない名言集」あたりが好きだ!という 方は、これもすんなり受け入れてもらえるのだと思います。 90%品がなく、どうしようもなくても、 残りの10%に、本物のエッセンスがぎゅっと凝縮されている 彼の心意気を感じられる作品です。
リリーさんが帯に書いているように 何かにつまずいている人たちが中心に繰り広げられる物語集。 どこかに抜け出したくて それでも何処にも行けない 可哀想なんだか、哀れなのか、リアルなのか、涙するのか。 おそらく読み手によって、印象がかなり違ってくると思われる。 印象に残っているフレーズがある。 「考え方や生き方を変えるのは、それほど難しいことじゃない。 中略 難しいのは考え方を変えることだけじゃなく、暮らし方を変えることなんだ。 中略 でも、それが一番難しい。」 おそらく、誰も彼もが、自分を変えたいと考えた時に ぶち当たる難問だと思う。 主人公たちも然り。 おそらくリリーさんが一番強く思っているのではないか。
一見サラサラっと読めるのですが、何か納得がいかないものがあり 何度も読み返すと意外と深い作品達のような気がします。 こんなの絶対ありえない!と言えないストーリーで、 さすが絵本作家のリリーさんの想像力の豊かさ、柔軟さを感じますが、 小説やはっきりしたストーリーを求める人には不向きかもしれません。 後を引く不思議な感じです。 でも全く理解できないといえば理解できてないので 星は3つにしときます。
リリー=フランキーが大好きで、中身もみずに購入しました。 しかし、フランキー特性の毒も、お下劣もなし。 詩的な小説風なものもあるのですが、ありきたりなストーリーで、リリーっぽくありませんでした。 純文学を書きたいのか?とも思いましたが、この内容だと、リリーフランキーの名前だからこそ出せただけであって、純文学のジャンルで無名の人が書いていたら、ボツな内容だと思いますし・・。 しかし、リリー=フランキーほどの人が、それを理解していないはずがない・・・。 リリー=フランキーは、何の実験を始めたのだろう?と思ってしまうほど、おもしろくない本でした。
他にも書いてる人いたけど、山場の頂点が低い感じ。 それが、まったりした雰囲気を出してて逆にいいとこなのかもしれないけど。 乃南アサっぽいダークな面がある。グロい想像をかき立てるような。 本自体の読み応えはないが、ふと思い出すような不思議な印象の強さがある。 個人的には、あんまり好きじゃないな〜。