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悲望の商品レビュー 「悲望」の方は、『もてない男』増補版に収録したらいいと思う
書名にもなっている「悲望」と、「なんとなく、リベラル」の2作が収められている。何しろ著者はあのコヤノだし、帯にも「実録東大ストーカー物語」(当然、『東京大学物語』を意識してる)とあるので、ほぼ事実に違いないと期待させるが、実際に読んでみても、特に「悲望」はソノママって印象。学者の世界は経歴から個人を特定しやすいし、読者も学界ゴシップに興味津々の層だろうから、やっぱスキャンダラスだろうと思う。モデルにされた方は、たまったもんじゃないよネ。 「小説は美しければいい」と断言した三島由紀夫、的視点からみれば、
芥川賞候補になるには、最低でも梶井基次郎の『檸檬』を読んで「美文」と感じ取るだけの「文学性」を身に付けていなければならない、という一つの基準がある。『檸檬』を三度読んでも一向に「美文」とは感じなかった私でさえ、「いくらつきあいがあるからといって『文学界』はないだろう」と苦笑した。 恋愛弱者のバイブル
これほどまでに赤裸々に男の片思いを描いた本があっただろうか。それが「文学」かどうかは別として、恥も外聞も捨てたキレイごとのない(恋愛弱者の)男の本音100%の直球である。この点では『布団』以上であろう。そのあまりの露骨さ、独りよがり具合にこの本で描かれるような経験の無い、すなわち恋愛弱者でない男女は読むと不快な気持ちになるかもしれない。 漱石的な自己治癒小説
「評論家肌の人の、自己治療小説」として、漱石的なものを感じてしまいました。 行動までには移さない、でも誰もが一度は想像して踏みとどまった話
『もてない男』の著者の初の小説集。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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