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修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男 (幻冬舎アウトロー文庫)

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修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男 (幻冬舎アウトロー文庫)の商品レビュー

3.0 商売のタネは明かしていません
落ちていく様については、詳細に書かれているのですが、復活する過程の記述は随分とあっさりしている印象を受けました。投資指南を現在も商売のタネにされているようですから仕方ありませんが、同じ境遇に陥っている人が這い上がるために読むには、不十分な印象です。

投資に際しては、一般的な情報に惑わされず、自分で考えてそれを貫け、ということだと思いますが、それによって大きく誤ることもあるわけで、結局は自己責任と言っているにすぎない気もします。(正しいのですが、よく考えると目新しいことを言っているわけでもない。)

本書で株式市場のその後の回復と現在の不況を言い当てている著者が、2009年の今をどう生きていけばよいと考えているのかを知りたいと思います。
5.0 深い洞察と予測力が本当に鋭い・・2008年に読んで
うわさには聞いていた本なので、気になってはいたのですが、読んではいませんでした。

ふとしたことから2008年暮れにやっと読みました。


内容は驚愕でした。

もちろん、バブル崩壊後から背負ったキズから立ち直る件は迫力満点で、

ノンフィクションならではの味が出ていました。

文面の端々に経済での基本的心構えがちりばめられていることも満足でした。


それより増して、びっくりしたのは、2003年度に書いている本なのに、

あとがきでは、「2008年から、日本経済は「年金」というキーワードから本格的な修羅場に突入していくに違いない」と予言していることでした。

また、アメリカ経済がきっと痛い目にあうことも何度も予言(というか著者にとっては確信)されています。


これらが決してあてずっぽうで言っているのではなく、

著者があらゆる情報網から、経済の大局をつかみ、評論家に踊らされることなく自分の洞察力から述べていることです。

それが本書のあらゆる部分から伝わってきます。


バブル崩壊あたりから日本経済の浮き沈みをリアルに表してくれている本著はきっと、

先が見えない私たちに準備すべき重要性と勇気を伝えてくれます。
3.0 株の負けは株で取り返せ
簡単にいうとバブルの崩壊で、1億5000万円の借金した男が9年間でどのように完済したのかという内容である。それが、運なのか実力なのか、その返済方法は、株なのである。

手持ちに現金を持たないものどころか、毎月借金の返済に追われるものがどうやって株取引で利益を得たのか興味がある方はこの本を読まれるといいと思います。

いまこの方法を使用すると法律違反になると思いますが、、、
4.0 小説以上の事実
 凄まじい人生である。上(頂上)も凄けりゃ下(谷底)も凄い。
 この著者の人生に比べれば、一サラリーマンとして、平凡な幸せを感じながら一生を終えたいと願う私の人生は、多少の起伏があっても、真平らな平野のようなものである。
 学生時代に弁当屋の経営に成功し、自信と大金を手に入れた著者は、証券マンになっても、禁じられていた株式投資で巨額の収入を得て、バブル以上のバブルを謳歌していた。
 しかし1990年、バブルの崩壊で天国から地獄へ、一気に1億5000万円の借金を背負うことになる。
 自殺を決意したその瞬間、同じくバブルの崩壊ですべての財産をなくした元顧客が、『私は人生から逃げるが、君は逃げないで欲しい』という内容の遺書を残し、自殺する。そして著者は、現状に正面から立ち向かい、借金を返済することを決意する……。
 全部作り話ではなく、事実である。著者は、ある種の『熱狂』を持っていて、凡人には決して真似のできない行動をとる。だからこそ成功したのだろう。
 しかし、その根底に流れる考え、『哲学』は、決して真似のできないものではない。読み物としてもおもしろく読めるし、何らかの教訓を得ることもできる、そんな本だ。
3.0 意外に考え方はベーシック
 どのような投資をしてこれだけの借金を返済したのか興味を持って読みました。銘柄選択においてはきっちりシナリオを想定して投資を行っているが、結構、思い切ってリスクテイクしているな、と感じました。
 木戸さんの投資哲学の一つで「その時が訪れるまでじっと我慢する」という哲学がありました。これは月次、四半期でパフォーマンスが測定され、リターン(超過収益)を要求される機関投資家には実行がなかなか難しいのですが、他の投資家とパフォーマンスを差別化するには必要な哲学だと思います。また、中長期的なホライズンで投資できる個人投資家はしっかりと調査した上でこの哲学を実行したいものです。
 木戸さんの借金返済は現実離れした話ですが、その投資・経済に関する考え方は意外にベーシックだと感じました。予測が当たるかどうかはもちろん重要ですが、このようなベーシックな考え方を自分自身の頭で考えることが出来るようになればしめたものです。

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