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著者自身も跋文で「奈良さんの絵に引き上げてもらった」と 書いてあるように、奈良さんの絵と見事にコラボしている感じ。 もはや挿画とはいえないかも。 中身は主人公がひな菊だったり、親友がダリアだったり、 何だか少女マンガのような感じ(ネーミングのみ)。 いつものように、主人公と死がとても身近になって なおかついろいろな人が亡くなるのだけれど、 主人公も言っていたように、人間はみな誰もが死ぬのだから それほど大それた悲劇と捉えなくてもよい、というような言葉は ちょっと救いになりました。 ひな菊の淡々とした日々、高春との今後、 いろいろな意味できっぱりしてなくて 含みのあるかわいらしい物語、という印象を受けました。
書評書こうと思って2回読んだんだけど、2回目は泣きそうだった。 小さい頃に両親共に失ったり、仲の良い友達がいたり、仕事が焼そば焼く事だったり、いろんな人の家に居候したり、そんな女性が自分の人生を淡々と語ってる小説でした。 大きな悲しみがあると、小さな悲しみって余裕を持って接する事が出来る。そんな感じの淡々とした寂しさがみょーに伝わってきて、2回目読んでいるときは、ジーンときてしまった。 奈良美智さんの絵も妙になじんでいる・・・。怖いくらいに。 悲しい時に読んだら「凹んでばかりいずまったりいこー」と思えるだろうし。調子の良い時に読んだら「調子に乗らずまったりいこー」と思えるすばらしい本だと思うのでした。
奈良美智の挿絵が物語にスパイスをきかせ、ひどくこちらの心情を掻き乱す。 主人公のひな菊が幸福なのか、不幸なのかはわかりませんが、彼女のあり用を、僕は羨ましく思います。 ただ、全体のページ構成は少し不満が残る出来でした。