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発想としてはおもしろい経営指南書です。中小企業の経営者が実際にぶち当たる経営上の課題に対して、織田信長ならどう答えるか、という観点でまとめられています。 人材の登用では、光秀や秀吉のような有能な人材ををいかに見出し、どう使うか。組織作りでは、まず何を心がけるべきか。戦国の世を舞台に話は進みますが、いずれもうまく現代の企業戦争にも活用できるように語られています。 恩賞の難しさを語る章では、思わず付箋をつけました。配分する恩賞がないときは、明日に対する希望を抱かせよ、というのです。それで部下はついてくると説きます。そうかもしれないと感じ入りました。 最後に語る、有能な部下ばかりを登用し過ぎた反省の弁も、説得力がありました。 『長い目で見ると、組織に貢献してくれるのは「優秀な者」よりも「能力は並みの上だが、忠実な者」の方だ』 なぜ信長がそう思ったのか、誰をもっと重用すべきと考えたのか、その答えは本書の中に書かれています。