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私に読解力がないかもしれませんが、 終わりまでどうなるんだろうどうなるんだろうと期待しながら読みました。 期待以上に裏切ってもらえたので大満足でした。 「え〜!? そうだったの!?」という箇所が終盤で何度も出てきました。 勘の良い人なら始めのほうで見抜けてしまうかもしれませんが。
衝撃作を出す著者が、なぜ今になって嵐の山荘ものを?どんなネタ、仕掛けがあるのか…。 今までの作品のイメージで読んでたら、やられました…(人により賛否両論ですが)。 嵐の山荘ものが好きな方なら是非読んでみてください。 個人的には『鴉』『神様ゲーム』より衝撃を受けました。 このミスにもランクインされた作品なので、未読の方は今回の文庫版で是非!
「夏と冬の奏鳴曲」、「鴉」などの衝撃作で常に読者を驚かせて来た作者が、"嵐の山荘"ものに挑戦した作品。しかし、本作に関してはアイデアが全く込められていないのに驚かされた。 大学のオカルト研究サークルが、10年前に天才音楽家が大量殺人事件を起こした屋敷「ファイアフライ」館で合宿するという話。現在の館の持ち主はサークルの先輩。また、サークル員だった女性が、連続女性殺人鬼"ジョージ"の手に掛かって殺された事が冒頭で説明される。館は京都の山奥に立っており、大雨によって孤立し、そして殺人事件が起こる。まさに"嵐の山荘"ものの常道である。しかし、冒頭の語り口だけで"ジョージ"の正体は明瞭だし、10年前の事件と今回の事件との関係も明白である。これでどうやって意外な結末に持って行くのか読む方が心配になるくらいである。しかし、麻耶氏の事だから何か仕掛けがあるだろうと思って最後まで読んだのだが、結局何も無いのである。唯一のトリックと言えるものは黴臭いもので、感傷に包まれていれば通用すると思ったのだろうか ? 登場人物の一人が「**」と自称した時点でバレバレだろう。ミステリを諦めて、「蛍」を中心とした幽界・幻想的な物語を書いたとしか思えない。また、水音だけで次々と人を狂気に陥れる発想は安易過ぎるであろう。これなら、本当のオカルト小説を書いた方が良い。 「蛍」のように儚い物語を読まされて、時間を無駄にさせられた作品。