あイタタ~と苦笑しつつも。
よくある設定だと『一見間抜けそうで実は結構やり手→格好いい』なんてのがありますね。
しかしこの本の主人公八目田君は本当にタイミングが悪くって情けなくって(^^;)
根は気のいいヤツで、人のためになりたいと思っても空回り、事件はいつも彼のことなんか感知せずに動いていく…
あ~まったくもってこの人うまくいきそーにないなあ、と読んでいるほうが苦笑したくなってしまうようなキャラクター。だけどそれが「悲惨」にはならない、「間抜け」という絶妙のさじ加減で留まっているのはさすがです。
人間の「情」や「闇」といったものを扱いつつもべたっとしていない、さりげない描写も○。絵は結構ラフで個性的なので、好き嫌いがあるかもしれませんが、一味違った「探偵もの」が読みたい方にお勧めです。