ある意味では星5つ
この本を読んだ後に、リチャード・クー著「デフレとバランスシートの経済学」を読むと、
いかに竹中氏の主張が痛いか身にしみてわかる。 痛い。痛すぎる。かわいそうとすら思えてくる。
なぜ不況なのか?国民の「痛み」とはいったい何なのか?
ケインズとマネタリストどちらが正しいのか?
これらの答えを知りたい人は是非上著を読んでください。
ミクロ、マクロ、クー理論(マクロ補充として)、これは経済学を学ぶ上では必須だと思われます。
一億総経済学者、兎に角、日本の将来を一生懸命考えようではないか
マンガやコントを入れて、随分易しく丁寧に書かれているが、程度は可成り高い。竹中大臣の経済理論は、単純明快で、サプライサイド経済学の一語に尽きる。大臣就任以前も以後も、全く変わっていない。 日本経済の活力と競争力の低下は、高度成長を謳歌した80年代に既に始まっており、90年代の不況期に、必要な構造改革をせずに深刻なGDPの低下を避けた為に、非効率な企業を排除する等の淘汰メカニズムが作用せず、その深刻さを増した。失われた10年間に、15%の経済成長を維持するために、公共事業や減税など、拡大政策を実施してきたそのツケが、膨大な財政赤字となり、今日の深刻なデフレ不況を招いた。
経済発展の基本は、人間一人ひとりが、企業の一社一社が、能力を高め、より多くの付加価値を生み出して行くことであり、今日のデフレ不況を脱却する為には、資本、労働、技術等のインプットの質・量面での強化を図り、日本型のサプライサイド(経済の供給側を強くする)政策を実施して、景気の呪縛から逃れた独立自尊の経済を確立する以外にない、とする考え方である。
進むも地獄引くも地獄、選択余地の殆どない極めて狭い隘路で復活への道を模索した結果、この道しかないと云う。ケインズ流の総需要政策論が主流で、煮えガエル状態の日本では、斬新で革命的な(?しかし、決して亜流ではない)政策なので反論も多かろうが、悲しいかな、経済学には、決定版がない。
日本全国、一億総経済学者となって、賛否は別として、この本を教材に、もう一度真剣に、日本の経済そして将来を見据えて見ようではないか。