商品の情報
日本人と中国人―なぜ、あの国とまともに付き合えないのか (Non select)

日本人と中国人―なぜ、あの国とまともに付き合えないのか (Non select)

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

日本人と中国人―なぜ、あの国とまともに付き合えないのか (Non select)の商品レビュー

5.0 内なる中華思想に気付くこと
 山本七平氏は、日本・日本人の文化・思想の負の部分をしっかりと見つめ続けてくれた方ではないかと考えます。
それは、とてもありがたいことで、己を知ることは難しい。 人の欠点はよく見えるのですが・・・、
 副題にもありますが「なぜ、中国とまともに付き合えないのか」の日本人の思想上の問題点に焦点があたっています。
 古来、日本は大陸から知識・思想を輸入してきた。 儒教の中の中華思想から大陸への対抗として天皇を中国の位置に
置く「尊中」から「尊皇」へ、それが「日本こそ本当の中国」との尊皇思想としての内なる中国の絶対化と化していく
明治維新が中国化革命という捉え方は、考えも及ばないものでした。
 「日本の基準で日本を見、同時に中国の基準で中国を見る」歴史上それが出来た方もいた分けですが、それが出来な
いといつも来た道、同じ間違いを繰り返すだけ、これは対中国に限ったことではなく日本の対外関係の弱さそのものの
ように感じられます。
5.0 うろ覚えであるが
 最初にこの本の元になる記事を雑誌で読んだか、何かの引用で呼んだときに、日本は、日中国交回復で、親中国一色であったことを覚えている。他方で、戦前から戦後を通じ、わが国に支配されながらも一貫して日本に対し友好的立場を取ってきている台湾政府を見捨てたことに一部で批判があった。
 そのような中で、足利義満、秀吉、竹内式部、新井白石、平田篤胤、西郷隆盛らを引用しつつ、日本人のものの見方を論じ、主として日本人の視点から、中国とは上手くはやっていけないであろうということを論じた著者の勇気に感動したものである。
 今、読み返してみると、2006年、小泉総理の靖国問題を理由に国交回復後最悪の状況になっているという評価がされているが、それも、この本を読めば、「こんなこと昔からあった」と納得いくものである。
 敢えて注文をつけるとするならば、中国の側から見る日本人像についてももう少し分析してほしかったと思う。
 それを比較すれば、近くて遠い国は、今後も変わらず、ただ華僑を輩出した国が「共産主義」を標榜しながら最も社会的、経済的不平等の存在する資本主義〜経済中心主義の国であり、そういう国とは、あくまで金勘定で付き合っていくしかないということもよく分かってくるのではなかろうか?
5.0 古びない名著
イザヤ・ベンダサン氏が山本七平さん自身であることは、山本さんの死後ご子息が明らかにした。日本人が日本人を語っても話題にならないことを逆手に取った手法だった。しかし出版当初から、あまりに博学なために訳者の山本さんではないかといわれ、賞の授与式にもベンダサン氏は現れず、山本さんが代わりに出席していた。山本さんご自身はきかれても否定はしなかった。

本のボリュームはさほどではないのだが内容は濃く、資料を古文のまま載せている。この本は注に口語訳が載っているからわかりやすいが、昭和47〜49年に「文芸春秋」に連載されたときは注がなかった。山本さんは古文のままで読めて当たり前だったんだろう。

題名は「日本人と中国人」だが、実際は日本人のことを論じている。トラウトマン和平工作の話から南京事件、秀吉の朝鮮出兵、朱瞬水と楠正成、倭寇、新井白石、日本外史、儒者の消滅、田沼意次、征韓論と西郷隆盛、日本の右翼、2.26事件と日支事変と続き、日本で生まれた唯一の政治思想である「尊皇思想」を解説する。

著者は最後にいう『明治は徳川期を消した。戦後は戦前を消した。しかし一つの時代の思想は必ず行動の規範となって残るから、歴史を消せば、自己の行動の規範が何に由来するか、その本人も不明になり、基準はただ「そうしないと気がすまぬ」という感情だけになってしまう。そしてそのためにかえってその規範から脱却できず、同じことを繰り返す結果になってしまう。これがいわゆる無思想的人間であろう』と。今もそのまま納得せざるを得ないとは。

5.0 日中関係に於ける日本側の問題点
「日本人と中国人」と言うタイトルから、日中関係がうまくいかなくなる日中双方の理由を指摘しているのかと思ったが、本書が問題にしているのは全て日本側のことである。日本人は自分達の中で勝手に作り上げた中国のイメージを真の中国と思い込んでしまうので、実際の中国とそのイメージとのずれに対し、ある時は土下座、ある時は排除するのである。それで、中国人=天孫民族論から中国人=犬猿論と、極端から極端に振れてしまうとのことである。そしてこれは、天皇やアメリカについても言える思考パターンである。

また、著者は本多勝一著『中国の旅』を黙示文学としているが、「日本人は好戦的な民族である」との対外的イメージは、日本軍が南京を攻撃したことによるものとしている。これは市民感情を条約に優先させてしまったためであるが、これも日本人が常々留意しなければならない点だろう。

本書は、日中国交回復ブームに沸く1972~1974年にかけて連載されたものをまとめたものであるが、そのブームも冷めた目で見つめている。そして、秀吉時代まで遡って、日本人がどのように中国をイメージしてきたかを分析し、日本人の思考・行動パターンを的確に指摘した優れた著作である。

5.0 これからの300年も古くならない、ああ、山本七平氏
今、理解していることでしか相手を見ようとしない我々、そしてその勝手な見方から外れると見事に何も無かったことにするか、ハラを立てるか。この幼さを見事なまでに教えてくれる。
我々は、この無定見な日本人という存在を自覚しないことには、また来た道を繰り返してしまうのだろう、300年前も、そして、このままだと300年後も、また何度も何度も繰り返してしまうのだろう。
こんな日本は、これからどうやって、アメリカ、中国と付き合ってゆくのだろうか。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 つばさイズム(仮)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,300  近日発売 予約可
2位 O型自分の説明書
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常24時間以内に発送
3位 サクっと遊べる KORG DS-10 KORG DS-10公式ガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 1,523  通常24時間以内に発送
4位 フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
おすすめ度: 価格: ¥ 1,155  通常24時間以内に発送
5位 ペルソナ4 公式パーフェクトガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 1,785  通常24時間以内に発送
6位 ニュー・リッチの王国 (Kobunsha Paperbacks 124)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,000  通常3~5週間以内に発送
7位 容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
おすすめ度: 価格: ¥ 660  通常24時間以内に発送
8位 F.S.S. DESIGNS 3    KALAMITY GODDERS:BOTH
おすすめ度: 価格: ¥ 2,940  近日発売 予約可
9位 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
おすすめ度: 価格: ¥ 3,990  通常24時間以内に発送
10位 自宅で日記を書いて月5万円を稼ぐ唯一の方法―月収400万円のスーパーアフィリエイターが教える
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常24時間以内に発送
こちらもおすすめです
日本人とアメリカ人―日本はなぜ、敗れつづけるのか (ノンセレクト)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 1,000
通常24時間以内に発送
山本七平の日本の歴史〈上〉 (B選書)
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,000
通常24時間以内に発送
イスラムの読み方―なぜ、欧米・日本と折りあえないのか (Non select)
おすすめ度: 3.0
価格: ¥ 1,000
通常3~5週間以内に発送
山本七平の日本の歴史〈下〉 (B選書)
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,000
通常24時間以内に発送
日本人とは何か。―神話の世界から近代まで、その行動原理を探る (NON SELECT)