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「ありがとう」も「感謝」も現実の自分の心が大事です、 人と人との関わりや人と環境の関わりでなく無機物に その評価を求めてしまい、そしてそれを得られたつもり になってしまうのでは、水という物(と本)を通して 単に著者の想像の世界に没入しているだけで自分自身の 本物ではなく他人の想像の受け売りになってしまいます。 水は自分を含めて人や環境との関係の代替にはなり得ま せん、著者の描く物語の世界はいわゆる”いい話”の 系統で寄り添うといい気分になる気がするかも知れま せんが実際は水と本という道具を通して著者の想像の 中に潜り込んで本当の自分と現実に向き合わない安易な 道を辿る自分になるということです、その意味では自分 が変わると言えないこともないですね。 水と結晶という目の付け所とか見せ方には感心しますが (反面教師として)安易でおいしい話というのは得て してそういう落とし穴があるもんです。
「ありがとう。」「好き。」「ばかやろう。」などの言葉を 水に投げかけ、言葉のもつ力を水の結晶によって私たちに 目に見える形で表現してくれています。 正直、非科学的と感じる方もいるかと思います。 しかし、言葉のありかたについて純粋に 考えさせられた貴重な本でした。 好きな言葉は何ですか? 「ありがとう。」です。 と答えるようになってしまったのは この本がきっかけでした。