|
商品の情報
感情はコントロールできる―幸福な人柄を創るの商品レビュー 全部読み通せるかな
「感情は変えられる(選択できる)」と言えば、多くの人は反論します。 感情を“選ぶ”ハウツーが書いてある便利本
数年前の話ですが、Daniel Goleman のEmotional Intelligenceを読んで感情をコントロールすることの大切さを痛感し、ではどうすればよいのかをもう少し具体的にアドバイスしてくれる本はないかと探しこの本(原書How You Feel is up to You)を見つけました。内容は最初の数章が理論で、感情のメカニズムやそれを“選ぶ”とはどういうことなのかをまず説明して、その後は実践で、1章ごとに1つの感情を取り上げその原因や目的等の説明、様々な対処法、そして最後にいざ実行に移す際のプロセスの説明となっています。終盤の3章はイメージトレーニング、コミュニケーションスキル、感情が衝突した際の解決方法を取り上げています。この本の良いところは認知的アプローチ(=考えを変えれば感情も変わる)を重視しつつもそれ以外にもいろいろと実際的な対処法が書かれてあることと、ネガティブな感情だけでなくポジティブな感情を取り上げていることです。1冊で様々な感情を扱うので説明はどうしても簡潔になるため重度の感情問題を抱える人や深く考えたい人向きではありませんが、それ以外の普通の人にとっては感情コントロールの入門書としておすすめです。 こうまでしないとコントロールできないのか、
「感情をコントロールする」という発想がおかしい。もしかすると邦訳のタイトルのつけかたの問題かもしれないが…というのは、「感情は決してコントロールできるものではない」からだ。感情が完全に自己制御できる人とはもしかすると情性欠如の反社会性人格障害の人かもしれない。無理に「出てくる感情を押さえ込もう」とすれば次のような結果になるだろう:@我慢し続けて感情を出さないように心がける結果凍りついたようになる→Aしばらくして凍りついた感情が解けはじめると感情が爆発して周囲に迷惑を与えるような行動化が生ずる→B自分のやった行動に対して激しい自己嫌悪を抱き強く落ち込む→Cうつ状態に耐えられなくなるので自傷行為などの自己破壊的行動がおこる。こういうことにならないようにするためには「自分がどのような場面でどのような感情とその行動化が生ずるか」という自分自身の「くせ」を自己点検して新たな感情に対する再教育=修行を自分自身でしなくてはならない。その手段が行動療法であったり主張訓練であったり認知行動療法であったりする。だが、それは「感情をコントロールする」というよりも「自分自身の感情に勇気を持って対処し責任を持ち後始末し善後策を講じ日々精進する」ということに他ならない。だから読者諸賢は「感情をコントロールするハウツーが書いてある便利本」と勘違いしないほうが良い。確かに内容自体に間違いがないかもしれないが「感情はコントロールできる」というタイトルは読者に媚びたような、あるいは読者の誤解をわざと誘発するかのようなものであり「誇大広告」になりかねない・・・ 人は主体的に感情を選んでいる。良い感情を選ぼう
感情は自然にわき上がるのではなく、自分で選択できる。そのことに築いて、訓練すれば、自分が得たい感情を選択できる 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||