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図説世界の歴史 (4)の商品レビュー 歴史は壮大な物語である。ということを実感させてくれる
書店に並ぶ、比較的平易な歴史解説書シリーズのなかで、代表的なシリーズがこちらといってよいと思う。改訂を重ね、最新版は第4版(筆者2003年逝去のため、それ以降は改訂なし)。 著者の歴史思想は、新たな問いを提供してくれる
アラビア半島の部族宗教であったイスラーム教が、AD7世紀の教祖ムハマド時代から1000年くらいの間に西はイベリア半島からアフリカ、中東、インド、中国、東南アジアまで広がった理由は何だったのだろうかと改めて考えさせられる。その理由は、イスラーム教が、キリスト教とは異なり、精神世界と現実世界を一体化した生活宗教であったからであるとだけいわれても、それだけでは納得できるものではない。しかし、そのような問いをしたくさせてくれたのも著者の歴史思想だとおもう。 ヨーロッパ人のヨーロッパ人のための「世界史」
個人で人類の起源から現代に至る迄の「世界史」を執筆しようとする企図と野心とには壮大なるものがある。しかしながら、どうしても西欧人通有の「西ヨーロッパ中心の世界史観」の呪縛から免れていない点には、いささか不満の残る作品であると言うの他はない。わけても本巻におけるイスラーム文化圏、ならびにテュルク系、モンゴル系の諸民族に関する言説には相当古風な箇所が指摘できるだろう。そして何よりも大きな問題は著者がヨーロッパ系の言語で記された研究書にしか目を通していないという明白な短所である。 しかし、それでもなお本書に一読の価値があるのは、はっきりとしたヴィジョンを以て記述を進めているという事実の故であろう。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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