面白いけど
「Moneyball」でも書かれていたが,野球はそれでも「運」という逆らいがたいものに左右され,それが面白さでもある.この本はその運と実力の結果としての様々な数値の分析方法を紹介している.読んでいて楽しい本である.統計が嫌いな人も,それなりに楽しめるのではないかと思う.
しかし翻訳は最低で,誤字も多い.さして分厚い本ではないので2冊に分冊する必要もなかったはずだ.2冊合わせると高すぎる.ということで星を2つ減じた.
原書を買うべし.
野球盤の解説
オールスター野球ゲームというアメリカ版野球盤の解説を読んで私は非常に感心した。写真が本にのっているが、野球盤の箱を広げると、ダンボールらしき紙でできた観客席(満席の観衆の絵が描いてある)を立てて雰囲気を出す仕掛けになっており、そしてミッキー・マントルやハンク・アーロンの顔写真がついた円盤(それぞれの生涯成績の統計データが円盤上の面積で視覚的に表現されている)に針を回して仮想ゲームを楽しむ野球盤。 この統計モデルとしての野球盤の解説の中の一例として、長嶋と王の生涯成績の統計データでつくった円盤(こんなものがアメリカでも売ってるんですね!)の比較があったが、興味深かった。王の円盤ではホームランと四球が長嶋より大きい面積になっているが、長嶋は王より三塁打、二塁打、ヒットの面積が大きい。。。解説しているデータの例の一つ一つがおもしろいです。
新鮮な体験
感想:面白かった。とにかく新鮮、のひとこと。野球を題材にした統計学の解説書。
ここまで本格的に書かれた本は初めてだと思う。
一気に読んだが、特に下巻がよかった。
数理解析といったって、野球にどんな数式をあてはめるんだろ、
と思っていたが、この本はその点、超具体的。徹底している。
大げさな結論や素人だましは一切ナシ。
むしろ、そういうマヤカシを見破れるように、一生懸命書いてある。