40年たっても新鮮な香りのする宝物のような論文の数々
本書を読むのと前後して、米国の首都ワシントンを訪れる機会がありました。ガイドブックを見ながら、建国の父と呼ばれる人々の記念館や、議会や、博物館を見てまわるうちに、本書で説明されている「英国、米国の設計のコンセプト」が、実感を伴って腹におちてくるように感じていました。そして、今まで、”国”の持つ意味を私は真剣に考えてきたことがなかったのだということに気づきもしました。日本に長年住んでいることで、その設計コンセプトが空気や水のように100%頭にしみこんでしまっていて、他の国もそのフレームでしか見ていなかったのだと思います。 掲載された論文の初出の年を見るたびに、「30年、40年も前に語ったことが全く古くなっていない」ことに驚きました。新鮮な香りすらしま!す。これを慧眼と呼ぶのでしょう。既に読んでいた論文もありましたが、あらためて読んでみて、まだまだ学べることを逃してきたことにも気が付きました。繰り返し読むに値する数少ない財産だと思います。
変化する社会はなぜ変化するか、どのように変化してきたか
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3部作だと最後まで読まねば
初めて読むドラッカーシリーズの3作目です。 前の2冊の内容が「個人」に属するものなので、割と売れ行きが良いようですが、3作目の「社会編」はやや売れ行きが悪いような気がします。内容的には、少々昔にさかのぼって「資本主義とは」「社会主義とは」という説明もあり前2冊と比較して、ちょっとピンと来ないところもあるかとは思いますが、そのようなことを紐解いた上で、「組織とは」「会社とは」といった解説をしており、戦略論などの本を読む前の基礎として読んでおくには良いと思います。
そういった意味では、誰にでもお勧めできるものではないかもしれませんが、管理職の方は一度目を通しておいて無駄にはならないと思います。