お金と時間があったら読んでください。
これほど面白くないマーケティングの本を今までに読んだことがない。図解などがなく、ただ活字だけが並ぶこのタイプのマーケティングの本は、まるで三流小説を読んでいるようで、飽き飽きしてしまう。気紛れ以上に気の短い当方のような読者(顧客)にとっては、同じ活字が並んだマーケティングの本なら、“もっともっと”エキサイティングなジャック・トラウトやアル・ライズ(ポジショニング などの筆者)の本に引き付けられてしまう。筆者は「顧客第一主義」を痛烈に批判し、ポストモダン・マーケティングの第一人者と称されているようである。しかし、事業に失敗し、すでに過去の人となったドナルド・トランプを、自らが提唱しているTEASEのTの手本だと引き合いに出して、ポストモダン・マーケティングを語ることに何の意味があるのだろうか… それよりも、ドナルド・トランプの傲慢さを厳しく批判し、それを教訓にせよとしているジャック・トラウトやアル・ライズこそ、ポストモダン・マーケティングの実践者だと思うのだが。モダン・マーケティングを批判するのも良いが、「マーケティングの究極的目的は、消費者にモノを売ることです。それ以上でもそれ以下でもありません」と述べている以上、もう少し現実に即した批判をしてほしいと思うのだが。どうですか、ブラウン教授。