勝つ相手を決めることが、本当の勝負なんだ!
本書は、「勝ち方」の指南書。
確かに、巻末の著者プロフィールを見ると、そこには華麗な遍歴が並んでいる。だが、本人は「大きな挫折」を2回も経験しているという。そもそも転職なんて挫折だという。なぜか?著書は「勝つ」べき相手を、ライバルでも競合会社でもなく、自らが描く「地図」に設定するからだ。
マクロ視点から分析し、己の志をこめた地図。自分自身を実現するための行動指針を示す地図。すべてはそこから始まる、という。
そして地図を実現するための、あるいは地図をよりよく修正していくための、具体的な「行動パターン」を教えてくれている。「満員電車に乗るな」「2,3割の法則」「ライバルを仲間にしろ」「提案書は毎日書く」「メモ魔になれ」などなど。
自分で描いた地図を、微修正ではきかず全面的に書き換えなければならない時がきたら、それは挫折といえるかもしれない。でも同時に、自分の殻を脱ぎ捨てる脱皮の瞬間でもある。地図がないと、脱皮はできない。
「自分がやりたいことは何だろう?」と悩む人に推薦したい一冊。
決して転職本ではない。
山崎氏のバックグランドをベースに書かれた本。ついつい転職本かと思いきや、そうではなかった。
「満員電車には乗るな」これは物理的にもそうなのだが、
「現在の人気企業への就職は将来が担保されているわけでもなく」
また
「現在、旬なビジネスを今、真似しても駄目だよ」
ということの警鐘である。
勝つためにはそのプロセスをきちんと判定していくことが
大切と説く。