自分自身と子どものために
我が家には、3人の子どもがいます。
3人3様はよく言ったもので、プラス思考の子、マイナス思考の子それぞれです。
その子どもたちに、自分自身で冷静に考える力を
マイナス思考の子には、その改善をと思い、手に取りました。今まで、マイナス思考は、改善できないと思っていました。
が、この本を読んで、導き方次第で、改善できることを知りました。
具体的に方法論を書いていて、分かりやすかったです。
キレナイ、めげない、ウツにならない、
これが出来れば、前向きに生きていけますよね。
本当に「うつ」を知っている人の本
筆者のマーティン・セリグマンさんは、心理療法の分野では「学習性無力感」という概念を作った人として知られています。認知行動療法という分野の大御所です。彼は、動物実験で「うつ病」と同じ状態を引き起す方法を見つけました。動物自身の反応に対してランダムに電気ショックなどの「罰」を与えると、動物は自分の行動で「罰」を避けることができず、無力感を覚えます。その状況がしばらく続くと、その後に「出口」などの「罰」から逃れる手段を用意しても、動物は何もせず、ただ電撃に打たれるまま耐え忍びます。悲しげな声を上げながら、無気力な表情をして。無力感を学習してしまった状態。それが学習性無力感であり、「うつ病」なのです。本書は、そんなセリグマンさんが、無数の理論や技法で「うつ病」の心理療法を整理し、一貫性のある学習方法を示した「練習帳」だと思います。「子ども向け」となっていますが、内容は大人の治療に使われているロゴテラピー、自動思考記録表、アサーティブ・トレーニングといった認知行動療法の諸技法を応用しています。それぞれ1つ1つが単独でも十分効果的な治療法になるところを、本当に誰でも自習できるようしてあるのが、すごい。
僕としては、この本が「子どものうつ病予防」に使われると「いやだなぁ」と思います。内容は感動します。感動した大人が、自分自身の考え方や自己表現の仕方を見直したくなる。その積み重ねが、結局、子どもをうつ病にしない環境を作るのだと思います。
大人にとっても参考になる本
この本は翻訳者、通訳者、そして環境ジャーナリストでもある枝廣淳子さん
の翻訳本です。彼女のメールニュースの読者でもあった私は、メールニュー
スでこの本の紹介を読んで、その日のうちに購入しました。
読んでみて感じたのは、子供を持っていない私にとっても、とても参考になる本だということです。大人の方で、私の周囲にも、感情の起伏が激しく、その
ことが原因で様様な問題を抱えてしまった方もいます。恐らく今の大人は、
私を含めて、自分に降りかかってくる問題にうまく対処できる人は少ないと思
います。この本には、その問題にどのような気持ちで対処すべきなのか、その
ヒントがあります。子供を持っている方だけでなく、大人の方にも、自分を
客観的に見る良い機会になる!と思います。
つよい子を育てるこころのワクチン
「子供のころにこの本に出会いたかった!」というのがまず最初に思ったことである。不惑を迎えたこの私であるが、10代のころは自分に自信が持てなかったし、20代、30代にいろいろ挫折があったときは、「自分はだめなんだ」という気持ちになり、落ち込むことがよくあった。 本書では、そういう自分の気持ち、感情に真正面から向き合い、いかにしてその感情を客観的に見つめ、コントロールしていくかが懇切丁寧に書かれている。大人用と子供用にワークシートが用意されていて、子供用にはイラストが多用されているので、子供も楽しみながら、自分の感情をコントロールできるようになること請け合いである。