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マリアのうぬぼれ鏡 (ちくま文庫)の商品レビュー ロマンティックな世界と現実世界を切り取る森茉莉ワールド
プロフィール/森鴎外の子として生まれ、10代で結婚し短い期間夫の仕事の都合で、パリで暮らす。離婚後、小説、エッセイストとして活躍しました。「幸福は毎日帰って行く家の中にだけあった」と文章にしている森茉莉さんの物事に関しての、ロマンティックで言葉を選んだうるわしい世界と、現実的な観察眼が光る文章と、本来対極にあるものが同居しているという魅力的な本です。今までのエッセイの中から編集されているので、読みやすいというのも魅力的でした。■恋愛について「女というものにとって、うぬぼれ鏡と、褒めてとは絶対に必要なものである」■巴里(パリ)について「巴里は人間に、どこかで人生を教える。人生というより、人生の歓(よろこ)びを教える」■日本人について「人前に出る機会の多い首相は、もう一寸(ちょっと)どうにかした顔でないと困る」■「外国人になめられるようでは政治家としても、単に1人の人間としても、失格である」「人間の苦しみ、と、そうして、喜び。この2つのものは、人間の生きていく道端へ、かわりがわりやってくる」「女は百人が百人、綺麗で優雅でありたいと願っているが、そういうわけにはいかない。せめて、醜くみえることはやめたほうがいい」「楽しい音、心に浸みる音が『音楽』だ。それが、人生の楽しさだ。私はただそう思う「ただ空を見るために空を見る人間、それは詩人と子供である」「ディスカッションをやる場合、1人の話が終わってから発言するという、一番初歩のルールを知らぬ人物が多い」「優れた演技者は、出てきたばかりでなく、いつまでたっても新鮮なものだ。ビートルズも今尚更鮮度が古くなっていない。老人でも芸は若く新鮮ではなくてはならない」 ちょっとづつつまみ食い☆
10年近く前に図書館で手にとって、何となく魅かれていた森茉莉さんの本が最近妙に読みたくなって手当たり次第に探していってるところです。こちらの本は読んだ事あるフレーズが多かったですが、おいしいお菓子を少しづつつまみ食いしているような楽しさはありました。 うっとり
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